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『ゴーゴーダイナマイツ』1巻を買ってきた

竹書房から発売中の『ゴーゴーダイナマイツ』1巻(小池定路先生・著)を買ってきました。

『ゴーゴーダイナマイツ』1巻


どんな作品か

『ゴーゴーダイナマイツ』1巻 『ゴーゴーダイナマイツ』1巻 『ゴーゴーダイナマイツ』1巻
カバー(表・帯なし) カバー(裏・帯なし) 総扉ページ
チア部顧問の新任教師にスカウトされたメンバーたちは、
それぞれ他の運動経験があったものの、
今は皆その競技を諦めてしまっていて――
部員たちは、心機一転始めた
チア部「ダイナマイツ」での活動の中で、
各々の思いを胸に抱き少しずつチームになっていく――
(カバー裏のテキストから引用)

『ゴーゴーダイナマイツ』は高校のチアリーディング部(チア部)を舞台にした4コマ漫画です。竹書房の月刊誌『まんがライフMOMO』で連載中の作品で、著者は小池定路先生。部活ギャグ4コマかと思って読む始めると、いい意味で期待を裏切られます。ギャグ要素はけっこうありますが、描かれている内容は王道の部活ものです。キャラを一人ひとり丁寧に掘り下げているので、青春群像ドラマな側面も持ち合わせています。

『まんがライフMOMO』等の雑誌に掲載されている広告イラストは完全にミスリードなんですよね。チア部の女子高生5人が並んでいて、その真ん中のツインテール娘が鼻をほじってる絵面だし…。これだけ見たら知らない人はギャグ漫画と思いますわ。ちなみに第4話の扉絵です(下図参照)。

物語は新人教師・白鳥うめ子が母校に赴任してきたことで始まります。うめ子先生はかつて青春を捧げたチア部が廃部になっていることを知り、自分の手で部を復活させようと決意。部員集めに奔走し、何とか5人の女子生徒を集めることに成功します。どの子もチアは素人ですが身体能力は高く、磨けば光りそうな逸材ばかり。そして色々な意味で個性的な面々でした…。

主なキャラクター

『ゴーゴーダイナマイツ』1巻

赤根梨子
4話の扉絵で鼻をほじっている娘。こう見えても空手の経験者。パワー系のアホの子。1年1組所属。

黄咲かなえ
気が小さく常におどおどしている。逃げ足が速い。器械体操の経験者。1年3組所属。

緑沢真乃
チア部メンバーの中では一番の常識人。バレエの経験者。クールな容姿から一部の女子に絶大な人気がある。1年3組所属。

桃園杏奈
アイドル志望の自己中わがまま娘。ダンス経験者。爆乳の持ち主で、よく乳を揺らしている。1年4組所属。

青海涼花
しばしば梨子と張り合っているパワー系アホの子2号。レスリングの経験者。1年5組所属。

群像劇的な色合いがあり、個々のキャラに丁寧な目配りがなされているため、特に誰が主人公という設定は無さそう。それでも強いてあげるとすると、うめ子先生ですかね。ストーリーの大部分が彼女の視点や思いで進行していますから。

カバーイラストにはチア部員が6人描かれていますが、第1巻の終盤に登場するキャラも含まれています。前述の雑誌広告イラストじゃないけど、これまたミスリードを誘うような感じ。ネタバレになるから書きませんが、逆のパターンは部活もの作品で時々見かけますね。

なお、チアの競技会に出るには8人必要とのことですが、1巻の時点でメンバーは6人。出場を目指すのであれば、少なくともあと2名集めなければなりません。この作品はキャラ名に「色」縛りがあり、名字に赤・黄・青・桃・緑・白・灰・黒・水・金が付くキャラは登場済み。なので、新キャラの名前は茶・紫・橙・紺・藍あたりから選ばれそう。 2015年1月5日現在の最新話は『まんがライフMOMO 2015年2月号』に掲載されていますが、まだ残りのメンバーは登場していません。

ストーリーの魅力

『ゴーゴーダイナマイツ』1巻

4コマなので全般的に軽いノリで読むことができますが、コミカルな部分とシリアスな部分のバランスが絶妙で、読後に ほろりとしたり、ほっこりくることが多いですね。くどくなく、さりとて軽くもない。小池定路先生独特の作風だと思うのです。

派手なイメージのチアですが、実は体力勝負の世界で、作品内では地味なトレーニング場面が数多く描かれています。常日頃の地道な努力は「ガチな」部活ものの基本。女の子同士のキャッキャうふふな日常を描いた「なんちゃって」部活ものとは違うのですよ。ゆめ子先生がチア経験者という設定なので、先生の指導内容をとおして、読者はチアの本質や魅力に触れることもできます。正直、チアリーディングとチアダンスが別物であることは、本作を読むまで知りませんでした…。

群像劇的な構成なので、各キャラの人となりや心の葛藤を丁寧かつ実直に描いている点もグッド。地味な活動やキャラの掘り下げに多くの尺を使っているため、ストーリーの進行は遅い方ですが、それを補って余りある巧みな構成です。

舞台の高校は男女共学なので、梨子の幼なじみの水野、野球部副キャプテンの金田など、男性キャラもけっこう登場。4コマ作品の男性キャラというと、ギャグ要員というパターンが多いのですが、本作の男性キャラは主要キャラ並にキャラが立っていて、物語の本質にもかなり絡んできます。個人的なお気に入りは黒岩先生。成り行きでチア部副顧問になり、普段は飄々とした態度で接していますが、ここぞという時には はうめ子先生をがっちりサポートしていて好感の持てるキャラです。そして、そんな彼にも過去色々と辛い経験があったことが明かされていて、キャラのみならずストーリーにも深みを与えていますね。

頑張る女の子の部活もの作品が好きな人には激しくオススメします!

単行本情報
著者  小池定路
出版社  竹書房
発売日  2014年11月27日
総ページ数  112頁(表1~4を含む)
判サイズ  A5(20.8 × 14.8 cm)
ISBN  978-48019-5041-2
定価
 本体750円(別途消費税がかかります)
初出 『まんがライフMOMO』2012年11月号~2013年1月号・2013年5月号~2014年6月号
 描き下ろし(カバー下の単行本裏表紙に描き下ろし4コマがあります)
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関連サイト
■ ゴーゴーダイナマイツ(1) (竹書房)
■ 竹書房4コママンガ誌オフィシャルサイト 4コマ堂
■ 小池定路 (Wikipedia)
■ チアリーディング (Wikipedia)
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小池 定路
竹書房

単行本の「あとがき」に掲載されていた参考文献
DVDで覚えるチアリーディングDVDで覚えるチアリーディング
奥寺 由紀

魅せるチアリーディング50のポイント (コツがわかる本!)魅せるチアリーディング50のポイント (コツがわかる本!)
奥寺 由紀

レッツチア vol.6 熱闘ジャパンカップ! (NEWS mook)チアリーディングマガジン レッツチア

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中村節夫 久保田友代

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