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[レビュー] 夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス)

「夏色キセキ」関連書籍の今更レビュー第3弾。今回は5月25日に発売された「夏色キセキ」第1巻 (ヤングガンガンコミックス)のレビューです。

夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス)



概要

夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス) 夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス) 夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス) 夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス)
カバー(表・帯なし) カバー(裏・帯なし) 本体(表紙) 本体(裏表紙)
のどかな自然に包まれる伊豆・下田。
夏海、紗季、優香、凛子はそこで暮らす
中学2年生の仲良し4人組。
下校時間、何気ない風景、くだらないおしゃべり――
4人が共有すること全てが、夏色のキセキを紡ぎ始める――
(カバー裏側から引用)
  • この単行本はTVアニメ「夏色キセキ」をコミカライズしたもので、「ヤングガンガン」に掲載された第1話~第7話を収録しています。原作・原案は「夏色キセキ」製作委員会、漫画は たつひこ先生が担当。仕様はB6判・全164頁で、表紙カバーと巻頭の4ページはフルカラー印刷、それ以外はモノクロ印刷となっています。定価は533円(税別)です。
  • 「夏色キセキ」はアニメオリジナル作品なので、本書は原作ではなく、あくまでマンガ版という位置づけ。ただし、アニメの焼き直しというわけではなく、この第1巻にはマンガ版オリジナル・エピソードが満載なんですよ!アニメの第1話「11回目のナツヤスミ」の前にあった出来事が、前日談(プロローグ)として挿入されております。
  • 表紙カバーを外したら、単行本の表紙と裏表紙に4コマ漫画が印刷されてました。たつひこ先生の下田取材やマンガ執筆での出来事をエッセイ的に綴ったものです。
  • 巻末にはキャラクター&舞台紹介が掲載!主要キャラ4人のプロフィール、アニメの舞台となった下田の主要スポットがとりあげられています。水島精二監督、左先生、下田市長、そして たつひこ先生からのメッセージもありますよ。

主な内容

夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス) kiseki1 「平日ホリデー」 夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス) kiseki3 「アイドルになったら」 夏色キセキ 第1巻 (ヤングガンガンコミックス) kiseki6 「11回目のナツヤスミ」
kiseki1 「平日ホリデー」 kiseki3 「アイドルになったら」 kiseki6 「11回目のナツヤスミ」
凛子が美術の授業で作ったくじら3号 優香がファッション誌の読モに?! テニス部を辞めるという紗季
  • コミックス第1巻は全7話構成で、話数表記はマンガ版独自の「kiseki (話数)」です。先述したとおり、アニメでは描かれていない前日談がてんこ盛りで、全ページの約6割を占めています。漫画版とアニメとの関係は下表のとおりです。
マンガ版 アニメ 備考
話数 サブタイトル 話数 サブタイトル
kiseki 1 平日ホリデー - - マンガ版オリジナル
kiseki 2 だいじなコト - - マンガ版オリジナル
kiseki 3 アイドルになったら - - マンガ版オリジナル
kiseki 4 ユメのあと - - マンガ版オリジナル
kiseki 5 オモイデ紙縒こよ - - マンガ版オリジナル
kiseki 6 11回目のナツヤスミ 第1話 11回目のナツヤスミ アニメのAパート、Bパート冒頭に相当
kiseki 7 はじまりのソラ アニメのアバン、Bパート残りに相当
漫画版とアニメの関係(対応表)
  • 本作はコミカライズ作品なので、アニメ化されていないkiseki 1~kiseki 5のストーリーも、原作サイド(アニメの製作委員会側)で用意したものと思われます。そのため、アニメ第1話とのつながりが実に自然。アニメ初見時に受けた、夏海と紗季のケンカの唐突感も、事前に本作を読んでいてば感じなかったかも。逆にいうと、なぜkiseki 1~kiseki 5をアニメ化しなかったのか?と思えるほどの出色の出来です。前日談がアニメ化されなかったのは、アニメの放送期間が1クールであったこと、アニメの方向性を明示するため、第1話で御石様の力を発動させる必要があったからでしょうね~。できればOVA化して欲しい!
  • たつひこ先生の絵は線がやわらかく、雰囲気的にはアニメのキャラクター原案(先生)に近い印象。キャラの顔つきがアニメより若干幼い感じもしますが、アニメでは見たことのないコミカルな表情も多く、とにかく可愛い!コマ割りもリズミカルで、夏海たちの生き生きとした日常がページをめくるたびに伝わってきます。以下、各話の感想です。

    kiseki 1 「平日ホリデー」
    イントロダクション的な話で、時間軸は夏休み前、1学期の期末テストの直前。キャラや舞台紹介に主眼が置かれています。夏海、紗季、優香、凛子の4人は仲良しグループですが、夏海と紗季が同じ部活に所属している件から、この二人が特に仲良しであることが分かります。同様に、凛子と優香のキマシ描写から、凛子が優香になついていることも見てとれます。ストーリーらしいストーリーはありませんが、くじら、御石様など今後のキーとなるものがさり気なく登場してますね。

    kiseki 2 「だいじなコト」
    期末テスト前の部活休止期間にもかかわらず、テニスの練習に余念がない夏海。紗季が注意するんだけど、夏海は言うことを聞かず、とうとう喧嘩に。一方、優香と凛子はテスト勉強のため紗季の家を訪れるが、優香がフォーシーのBlu-rayを見始め勉強会にならない・・・というお話。
    夏海と紗季の部活がテニス部である件、4人がフォーシーのファンである件が初めて明かされるエピソードです。夏海と紗季の仲直りのキッカケにフォーシーの曲が絡んできて、なかなかいい感じ。kiseki2とkiseki3の間にある白紙ページに挿絵が描かれてるけど、後日談みたいになっていて面白い!

    kiseki3 「アイドルになったら」
    優香が読者モデルデビュー!?商店街でファッション誌のカメラマンに声をかけられ、実際に写真も撮ってもらった優香。このまま売れっ子アイドルになれるかもと色めき立ち、サインの練習をしたり、ブログを開設しようと張り切るが・・・。
    かなりベタな話なんだけど、優香の可愛らしさが前面に出ていて、終始ニヤニヤしながら読みました。白紙ページの挿絵オチも上手い!

    kiseki4 「ユメのあと」
    テニス大会に出場した夏海と紗季だったが、残念ながら最後の試合で敗退。夏海は茫然自失で、燃え尽き症候群に陥る。一方、代替わりで部長になった紗季は、来週からの練習日程等を検討中。新入生向けメニューの改善にも言及し、部長の自覚バリバリだ。そんな中、夏海と紗季は、優香と凛子を新入部員に見立て、テニスの指導をすることになるが・・・というお話。
    とにかく、テニスウェアを着た凛子が可愛い。どうやら夏海から借りたみたいです。優香が着ているボーダー柄のウェアは、紗季のものですね。なお、アニメ第1話に出て来た紗季のあの発言は、このエピソードのラストに登場します。心の底からの発言なので、アニメ第1話で夏海が戸惑い、怒ったのも無理はないですね。

    kiseki5「オモイデ紙縒こより」
    花火大会の開催日がやって来た。夏海・紗季・凛子は 優香の家(花木屋旅館)に集まるが、優香は旅館の手伝いでてんてこ舞い。とりあえず夏海たち3人は優香の部屋に行き、kiseki3 「アイドルになったら」で撮ったブログ用の写真、小学時代の集合写真などを見つつ待つことに・・・。
    優香の浴場掃除を手伝うという凛子ちゃん、いいこいいこ、なでなで。本当に優香のことを大事に思ってるんですね~。 夏海と紗季も浴場掃除を手伝うんだけど、途中から学園モノ作品のお約束の展開に・・・。それでも単なるドタバタで終わらせないのは流石。メリハリのある構成です。

    kiseki6 「11回目のナツヤスミ」
    kiseki7 「はじまりのソラ」
    アニメの第1話「11回目のナツヤスミ」に相当する話。エピソード内の順番が多少前後してますが、ほぼアニメ準拠のストーリー展開です。kiseki 1 「平日ホリデー」kiseki5「オモイデ紙縒こより」で、各キャラの人となりが丁寧に描かれているため、夏海や紗季の思いが、より一層深く感じられますね。

おわりに

  • 第1話(kiseki1「平日ホリデー」)はヤングガンガン公式サイトで立ち読みできるので、マンガ未読の方は とりあえずチェックしてみてください。アニメの「夏色キセキ」が好きな人なら、絶対に気に入ると思いますよ。
【関連記事】
■ [レビュー] 夏色キセキ 第2巻 (ヤングガンガンコミックス)
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■ [レビュー] 夏色キセキ OFFICIAL MUSIC GUIDE
■ [レビュー] 夏色キセキ オフィシャルフォトブック
■ HMVで予約しておいた「夏色キセキ Complete Songs ~あの夏のカケラ~」が届いた
【関連サイト】
■ 夏色キセキ (アニメ公式)
■ 夏色キセキ 番組サイト (MBS/毎日放送)
■ アニメ「夏色キセキ」 (TOKYO MX)
■ アニメ 夏色キセキ (BS11)
■ 夏色キセキ 作品紹介 ヤングガンガン (SQUARE ENIX)
■ 夏色キセキ (Wikipedia)
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夏色キセキ(1) (ヤングガンガンコミックス)
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  夏色キセキ(2) (ヤングガンガンコミックス)
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  夏色キセキ OFFICIAL MUSIC GUIDE
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  夏色キセキ オフィシャルフォトブック
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COMMENT

早速購入して、読みました!

結果から言えば、とても面白かったです!
今まで、コミカライズの漫画で失敗したことが多々あったのですが、この作品に関しては読むべきですね。

漫画読みではないので感想が遅れましたが、好きな点をいくつか。

kiseki3 「アイドルになったら」

この話で前以上に優香がかわいいな~って思うようになりました。話のテンポもいいし、最後のオチも最高です。あっちーってww

kiseki4 「ユメのあと」

凜子が進んで発言しているのが珍しいですね。パッと見、不思議ちゃんですが、凜子がいないと優香の暴走止められないし、紗季や夏海にも割としっかりした発言を(たまに)しますよね。
3人の影に隠れがちですが、よく観察すると面白いですよね。

全体の感想ですが、漫画を読んだほうがアニメもより楽しめます!
読んでいる感覚がアニメを見ている感覚に近いので、違和感ありません。

三四郎さん、ありがとうございました!

第2巻も読み次第感想入れますね~。

| tyrant | 2012/11/27 | URL

◆tyrantさんへ

> 早速購入して、読みました!
> 結果から言えば、とても面白かったです!
> 今まで、コミカライズの漫画で失敗したことが多々あったのですが、この作品に関しては読むべきですね。

コミカライズ漫画は当たり外れが多いけど、この作品には漫画家さんの愛を感じます。


> 漫画読みではないので感想が遅れましたが、好きな点をいくつか。
>
> kiseki3 「アイドルになったら」
>
> この話で前以上に優香がかわいいな~って思うようになりました。話のテンポもいいし、最後のオチも最高です。あっちーってww

優香のキャラが立ってるし、彼女の魅力が前面に押し出されていて、思わずニヤニヤする話です。
オチの伏線も最初のページでちゃんと張ってるし、構成が上手いなと思いました。
マジでOVA化してくれませんかね~。


> kiseki4 「ユメのあと」
>
> 凜子が進んで発言しているのが珍しいですね。パッと見、不思議ちゃんですが、凜子がいないと優香の暴走止められないし、紗季や夏海にも割としっかりした発言を(たまに)しますよね。
> 3人の影に隠れがちですが、よく観察すると面白いですよね。

凛子には、意外と突っ込みキャラとしての才覚もありますよね。


> 全体の感想ですが、漫画を読んだほうがアニメもより楽しめます!
> 読んでいる感覚がアニメを見ている感覚に近いので、違和感ありません。

ストーリー、作画、テンポ、どれをとっても完璧。
本当にキセキのような漫画だと思うので、アニメしか観てない人にも是非読んで欲しい作品です。


> 三四郎さん、ありがとうございました!

お役に立てて何よりであります。


> 第2巻も読み次第感想入れますね~。

感想楽しみにしてます。

| 三四郎. | 2012/11/27 | URL













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