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[マンガ感想] そんな未来はウソである 第32話

別冊少年マガジン2012年5月号(通巻32号)に掲載されている「そんな未来はウソである」 Vol.32 『気になる人』の感想です。

別冊少年マガジン2012年5月号(通巻32号) 「そんな未来はウソである」 Vol.32 『気になる人』

以下、マンガの内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。



「そんな未来はウソである」 Vol.32 『気になる人』

『みなみけ』の桜場コハルが描く!
青春+超能力の不思議な日常!!

(扉ページ[P.359]のキャッチコピー)

今日こそ高山とミツキを二人きりに!
作戦成功へ向け、アカネはどんな一手を投じるのか!?

(扉ページ[P.359]のアオリ文)

将来、クラスメイトの高山と結婚する未来を見た大橋ミツキ。そのきっかけを作った佐藤アカネは、未来を変えないために二人を今くっつけようと奮闘する。しかし軽い気持ちでアカネがミツキに見せた自分の未来では、なんと高山と自分がゴールイン! そんな中、高山家お泊まりを実行。夜更かしを始めたアカネたちだが・・・・・・。
(2ページ目[P.360]の柱文/前号までのあらすじ)
キャッチコピーに「青春」という単語が使われるのは 今回が初めてですね。Vol.28 『はっきりして』以降、キャッチコピーが毎回変更されていて、担当編集さんの気合のようなものを感じるッス!本作の場合、短い文言で作品の内容を表現するのは至難の技なので、メッチャ大変そう。でも、来月号も期待してますよ!・・・などとプレッシャーを掛けてみる。(^◇^;)

ストーリー&感想

「そんな未来はウソである」で一番長い日。まだまだ続くよ お泊まり会!ということで、今回のエピソードはお泊まり会(当日)の4回目であります。準備編(Vol.27『おそらくは』Vol.28『はっきりして』)を含めると通算・6回目。 コハル先生の作品で、一つのイベントをここまで引っぱる展開は珍しい。というか前例が無い。ほぼ1話完結の「みなみけ」とは対極のストーリー構成ですな。

▊ 気になる人
「そんな未来はウソである」 Vol.32 『気になる人』
  • お泊まり会のお約束、夜更かしトークがスタート!場の流れに飲み込まれ、パーティ会場の主・高山も居合わせている。そんな中、「好きな人」の話題を始める江口さんとマドカ。ガールズトーク定番の恋バナである。高山は居心地の悪さをひしひしと感じ、さり気なく席を立とうとするが、その矢先に江口さんが「ミツキは好きな人いる―?」などと発言しやがります。ミツキのことが気になる高山は 思わぬ展開にドキリとしつつ、その場に踏みとどまることに・・・(右図参照)。
  • 一方、質問を投げかけられたミツキは即答出来ず、しばし熟慮タイムに突入。見かねたアカネが「気になる人とかは?」と助け船を出したところ、気になる人ならいるという。マドカと江口さんは興味津々になり、相手の顔や性格を尋ねるが、ミツキから返ってきたのは「顔を見てないからわからない・・・・・・」 「話をしてないからわからない・・・・・・」という何だかはっきりとしない答えだった。ミツキにそれ以上尋ねても無駄と悟ったマドカと江口さん。何が気になったのかをミステリーに見立て、一晩かけて解き明かすつもりらしい。情報が皆無に近いのに、謎を解明できたとしたら、この二人は内田ユカ嬢並みの名探偵だね。
  • ミツキの発言に焦りを隠せず、表情がこわばる高山。横で見ていたアカネは、高山の心情をモノローグで代弁している。この場面のコマ割りや吹き出しの使い方は実に映像的だと思う。高山の顔がアップになったコマで『誰だそいつは!? 』という代弁モノローグを入れ、次のコマでカメラが引き(トラックバックして)、『とでも言いたげだね高山君』というツッコミモノローグを行っている。そして更に『そんなどこの誰かわかんないヤツに高山君が負けてたまるか』というフォローのモノローグを入れるアカネさん。今回は やたらとモノローグが多いな!口に出して喋ったのは、先述のミツキに対する助け船だけじゃないか・・・などと思っていたら、涙目であくびをしやがります。なんだ、単に眠かっただけか(笑)。
  • そんなアカネとは対照的に、やたらと元気なマドカと江口さん。さっきたっぷり寝たマドカは分かるが、「寝なくても平気と―」と言い切る江口さんは意外だ。食いしん坊って、普通は食べたら眠くなるんじゃないの?まあそれはともかく、アカネはお邪魔虫のマドカ&江口さんを追い出すため、二人のウィークポイントを突く作戦に打って出る。マドカに対しては苦手な怪談話を切り出し、江口さんに対しては冷蔵庫の残り物情報を伝える。何という的確な術策!策士・アカネ!!
  • だがしかし、策士策に溺れるとはよく言ったもの。マドカたちの追い出しには成功したものの、肝心のミツキが涙目に・・・。ミツキはマドカたちとの会話を楽しんでいたのだ。更に、ミツキがしょんぼりした為、高山も困惑を隠せないようす。これでは、せっかくミツキと高山を二人きりにしても意味がないではないか!多少眠気も影響したと思われるけど、木を見て森を見ずな展開はアカネらしいと言えばアカネらしい失敗ですな。


▊ あの時の感じだ・・・
「そんな未来はウソである」 Vol.32 『気になる人』
  • やむを得ずマドカと江口さんを呼び戻しに行くアカネ。ところが、今さっきまで夜更かしに前向きだった二人は睡魔に襲われていた。布団に入り やっと寝れそうになったマドカ。冷蔵庫の残り物を食べて眠くなった江口さん(なんだやっぱり眠くなったのか)。そんな二人をアカネはお茶の間に連れて行き、夜更かしトークの続きを促しちゃいます。アカネちゃんまじ悪魔!もっとも、マドカと江口さんはテーブルに突っ伏し、アカネの期待に応えることはできない(右図参照)。そればかりか ミツキまで眠気に襲われ、うとうとし始めてしまった!
  • 「おいおいウソでしょ? あんたのために二人を呼び戻したのに・・・・・・」などと言いながら、アカネはミツキのほっぺを両側から引っぱりやがります。アカネちゃんまじ鬼畜!Vol.27『おそらくは』あたりからミツキに対する態度が、妙にフランクというか過激になってきてるね。(・∀・)ィィョィィョー
  • アカネ的には良かれと思っての行動だが、傍から見ると猪突猛進の自己中女。見るに見兼ねた高山が制止に入り、アカネは涙目になりしょんぼりと落ち込んじゃいます。そしてテーブルに突っ伏したまま寝てしまうわけだ。これぞまさしく泣き寝入りなわけだ(違。
  • そんな中、眠気に耐えられなくなったミツキが、隣にいた高山の肩にもたれかかってしまう事態が発生。ミツキは高山の感触に覚えがあったらしく、心の中で『あ・・・・・・この感じは・・・・・・・』とつぶやく。中学時代のある日、俯きながら廊下を歩いていたミツキは、前から来た高山にぶつかっていたらしい。その時の感じが、今こうしてもたれかかったことで甦り、『あの時の感じだ・・・・・・』という確信に変わる。ミツキの「気になる人」というのは、高山のことだったのだ!!
  • ミツキ、アカネ、高山の立ち位置、行動目的が錯綜した「そんみら」だけど、今回の件でますます事態が複雑化しそう。現状をざっと整理するとこんな感じ。

    高山
    中学時代からミツキに好意を寄せていて、その件はアカネとミツキ本人も知っている。ただ時々、アカネのことが気になるような素振りも見受けられる。
    アカネ
    「ミツキと高山が結婚する」という未来(便宜上「未来①」と表記)を実現させる為に、ミツキと高山をくっつけようとしている。しかし、ミツキが偶然見てしまった未来(未来②)では、アカネと高山が結婚していた。未来②の件は、アカネと高山は知らない。
    ミツキ
    結婚とか恋愛に特に興味は無く、目下の最優先事項は友情を育むこと。その延長線でアカネと高山を仲良しにしようと考えている。しかし今回の「気になる人」発覚で未来②が書き換わり、未来①への揺り戻し、あるいは新たな未来③が出現する可能性も!

寄り添う姿はまるで恋人同士・・・アカネの高山&ミツキくっつけ作戦、とりあえず成功!?
(最終ページ[P.368]の柱文)
  • 誰が上手いこと言えと(笑)。コハル先生的には、くっつけ作戦とくっついている件(膝枕)をリンクさせたかったのだろうか?もしそうだとしたら、「そんみら」にはオヤジギャグ的な締めが多いッスね!Vol.28 『はっきりして』では、加齢臭とカレー臭を掛けたようなオチだったし。

別マガ5月号 特大アンケートプレゼント

別冊少年マガジン2012年5月号(通巻32号) 特製クオカ4枚組
  • 今月号の特大アンケートプレゼントのうち、「そんな未来はウソである」関連は特製クオカ4枚セットであります。作品の組合せは「そんみら」「どうぶつの国」「じょしらく」「神さまの言うとおり」で、サンプルの絵柄は先月号と同じ。
  • 当選者数は20名で、締め切りは2012年5月8日(火)21時00分迄となってます。ケータイだけでなく、PCやスマフォからも応募可能。詳細は別マガ5月号のP.690で確認してね。

次号発売日

次号「別冊少年マガジン6月号」は5月9日(水)発売。

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【関連サイト】
■ そんな未来はウソである (講談社コミックプラス)
■ そんな未来はウソである (Wikipedia)
■ 桜場コハル (Wikipedia)



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COMMENT

>本作の場合、短い文言で作品の内容を表現するのは至難の技なので、メッチャ大変そう。でも、来月号も期待してますよ!・・・などとプレッシャーを掛けてみる。(^◇^;)

そうですね、この作品に限らず、ですがw
とりあえず、お泊り会編は毎回「どうしてこうなった」の一言がしっくりくるかな?という展開が続いていますねww

とにかく、高山、アカネ、ミツキの立ち位置の現状が、全く噛み合っていない、これに尽きますねw
その、噛み合っていない感を、読んでいてニヤニヤが止まらないラブコメ展開にしてしまう能力が、コハル先生の持ち味というところは間違いないですね。
そう言えば、一つのイベントを3話以上の複数話に渡って描くのは、コハル先生作品では初めてですね。

| 長男 | 2012/04/14 | URL

◆長男さんへ

> >本作の場合、短い文言で作品の内容を表現するのは至難の技なので、メッチャ大変そう。でも、来月号も期待してますよ!・・・などとプレッシャーを掛けてみる。(^◇^;)
>
> そうですね、この作品に限らず、ですがw

「みなみけ」の編集さんは担当期間が長いのか、アオリ文の内容がけっこうこなれてますよねw
「そんみら」の編集さんも負けずに頑張って!!


> とりあえず、お泊り会編は毎回「どうしてこうなった」の一言がしっくりくるかな?という展開が続いていますねww

今回のオチを見ると、あとは寝るだけって状況なので、お泊まり会はいよいよ終了ですかね。
ただ、読者にはそう思わせておいて、まさかの高山父帰宅という展開もあるかもしれません。


> とにかく、高山、アカネ、ミツキの立ち位置の現状が、全く噛み合っていない、これに尽きますねw
> その、噛み合っていない感を、読んでいてニヤニヤが止まらないラブコメ展開にしてしまう能力が、コハル先生の持ち味というところは間違いないですね。

ですよね~。なので、この作品のアニメ化は「みなみけ」以上に難しそうです。
笑いのツボを理解していないと、悲惨な結果に成りかねません。


> そう言えば、一つのイベントを3話以上の複数話に渡って描くのは、コハル先生作品では初めてですね。

「みなみけ」では出来ないことを、意識してやってるのかもしれませんね。

| 三四郎. | 2012/04/14 | URL













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