三四郎雑記2nd

[マンガ感想] そんな未来はウソである 第21話

別冊少年マガジン2011年6月号(通巻21号)に掲載されている「そんな未来はウソである」 Vol.21 『誰のせい』の感想です。

別冊少年マガジン2011年6月号(通巻21号)そんな未来はウソである Vol.21 誰のせい

マンガの内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。

「そんな未来はウソである」 Vol.21 『誰のせい』

今月号も作品解説ページ付き

先月号で初めて作品解説ページが付いたけ「そんみら」だけど、今月号もちゃんとページが確保されておりました。今回掲載されている内容は次の3つであります。

  1. 人物紹介(ミツキ、アカネ、江口、高山、マドカ)
  2. あらすじ
  3. アカネのくっつけ奮闘録

別冊少年マガジン2011年6月号(通巻21号)

それから、今月号の表紙にもミツキちゃんとアカネのイラスト(単行本 第1巻表紙と同じ絵柄)が印刷されています(左図参照)。「単行本またまた緊急重版!」というキャッチコピーもあります。

ここ2ヶ月の「そんみら」の扱いを見ると、単行本が売れたことで、急に風向きが変わったって感じですね。まあ何にせよ、「そんみら」関連のコンテンツが充実して、喜ばしいことであります。

ストーリー&感想

水着回かと思ったら温泉回だったでござるの巻。むふー( ̄・・ ̄)

晴れた空の下で海水浴!のハズが、
アカネの表情は曇り気味・・・・・・その理由ワケは!?
(アオリ文[P.343])

ちょっと変わった能力を持つ女子高生、大橋ミツキと佐藤アカネ。席も隣同士ということもあって、少しずつ中を深めていったある日、アカネが見せた鏡でミツキは初めて自分の未来を見てしまう。その未来とは同じクラスの高山と結婚するという未来。ミツキが意識することで未来が変わってしまうかもと悩んだアカネは、ミツキと高山を何とかくっつけようと奮闘する。しかし現状では遅々として進展せず、次第に迷走気味に・・・!?
(あらすじ[P.342])

あんたのせいじゃない!

そんな未来はウソである Vol.21 誰のせい

新しい水着を買いビニール的なものとか ビニールシート的なものも準備したというのに、アカネたち一行が到着した場所は、なぜか温泉だった。アカネは旅館のロビーで高山と向き合い、こうなるに至った経緯を振り返り始める(右図参照)。いや、高山を問い詰め始めるといった方が正確か(笑)。

アカネと高山のやりとりから判明した、事の次第は次のとおり。

ミツキが駅に貼られていた温泉のポスター発見し、みんなが温泉に乗り気になった
↓(なぜ?)
予定よりも遠くまで電車で来て、みんな疲れ果てていた
↓(なぜ?)
電車の中に荷物を忘れ、遠くの駅の窓口まで取りに行った
↓(なぜ?)
高山が全員の荷物を預かり、電車の網棚に置き、そのまま忘れて下車した

要は、高山がうっかりさんだったことが原因らしい。そして計画が狂わされたことで、アカネは怒り心頭のご様子。高山を指さし、「あんたのせいじゃない!」と容赦のない罵声を浴びせやがります(この時の怒りドヤ顔が素敵♪)。

ところがこの直後、高山の口から意外な事実が明かされちゃいます。実は、高山がみんなの荷物を網棚に乗せたのは、アカネの差し金。頼れる男感をミツキに見せつけるための作戦だったのだ。これはヒドイ!高山がアカネに謝りたくないって気持ちは分かるぞ。

☞ 行き先が途中で変更になる話っていうと、「みなみけ」第73話『うわっ』を思い出しますね。雪山にスキーへ行く予定が、道に迷って温泉へというパターンでした。一方、「そんみら」では海へ向かっていた筈が、紆余曲折あって温泉に到着。冬と夏の違いこそあれ、どちらも温泉に辿り着くという点は同じ。もしかして、コハル先生の願望か?ちなみに、アカネたちが訪れた温泉は道後温泉ならぬ道奥温泉となっていた。道後温泉があるのは愛媛県なので、「そんみら」の舞台は四国もしくは中国地方の可能性も・・・。

☞ 全員が私服で登場するのは、今回が初めてじゃないか。アカネにはキャミ下着姿とか、喫茶店バイトのエプロン姿があるけど、本格的な私服を披露するのはこれが初めての筈。で、今回彼女が着てるのは胸元を強調したジャンパースカート。バストショットだけ見ると アンミラ制服風なんだけど、もう少し胸があれば見応えがあったかもしれない(苦笑)。

混浴入らないの?

そんな未来はウソである Vol.21 誰のせい

そんなこんなで、険悪な雰囲気を漂わせるアカネと高山。それを見たミツキは、「温泉って言い出したのは自分だから・・・」と声を振り絞り、二人の言い争いを止めようと介入。そして彼女の必死の訴えは功を奏し、何とかその場は丸く収まる。その際、ミツキにはちゃんと謝っている高山に、男の意地を見た気がする(笑)。

「お―い この温泉 混浴あるぞ―」 沈んだムードを振り払うように、マドカの楽しげな声がロビーに響き渡る。やけに楽しそうなので、混浴に入りたいのかと思いきや、さにあらず。この温泉には、お肌がトゥルトゥルになる成分があるので、テンションが上がっていたのだ。まじ混浴関係ねーッス!

ここで物語は意外な方向に動き出す。「混浴入らないの?」 いきなりミツキの爆弾発言が炸裂!「せっかく5人で来たんだから、みんな一緒の方が楽しい」という理由らしい。それを聞いたアカネたちの反応は四者四様で面白い。特に江口さん、あんた最高です。

  • 高山 ( ゚д゚)ポカーン
  • アカネ 「なんて大胆な・・・・・・! 一体何を考えてるの!?」
  • マドカ 「さ・・・さすがミツキ― 混浴ごときでは動じないか―!」
  • 江口 「おなかすいた!」(温泉饅頭をもぐもぐしながら)

この後、女子4名は円陣を組んで、ひそひそ話。その結果、ミツキの要望を受け入れることが決定される。女子のみなさんがOKといっても、そこはさすがに うれし恥ずかしの混浴だ。男一匹、高山はマジ顔で反対しちゃいます。アカネに「タオル巻いたりするんでしょ?」と言われても、頑なに拒否。でも、ミツキに「高山君も一緒に入ろう・・・・・・!」と懇願されて万事休す。レッツ!混浴カーニバル&フェスティバル!!とりあえず、高山は一刻も早く死ぬべきです。(^ω^#)

なお、ミツキがそんな大胆発言をしたのは、「いい未来は自分の力で作る」というアカネの発言に影響された為らしい。アカネ本人は、そんなことを言った覚えがないそうだが、前回 「楽しい未来は自力で作るものでしょ?」という持論を展開していた。

☞ Vol.20では、アカネとミツキちゃんの間で、次のような会話が交わされていた。

アカネ 「何か楽しい未来でも見た?」
ミツキ 「・・・・・・・・」
アカネ 「もしかして・・・・・・海に行って楽しい未来とか・・・」
ミツキ 「ちっ違うよ・・・・・・」
アカネ 『ピクッ 当たりか・・・・・・』(モノローグ)
(Vol.20『やっぱり』の一場面)

この会話の時点では、「海に行って楽しい未来」が真実であったのに、 現実に起きたことは「温泉に行って楽しい未来」だった。明らかに場所が異なる。アカネのウソ検知能力が外れるとは思えないので、未来が変わったのだろう。ただ、ミツキちゃん的には、どうしても「海に行って楽しい未来」を実現させたかった。そんな折り、アカネが「タオルを巻いて入れば『海と何一つ変わらない』」と主張していたので、それに賛同し、混浴を懇願したのかも。「そんみら」のストーリー構造は、思ってた以上に深い。

☞ Vol.18 『100%』のあたりから、ミツキちゃんが自分の意見を主張し始めた。一方、それに呼応するかのように、アカネの感情の起伏も激しくなっているような気がする。今回も、突然涙目になりミツキに抱きついていたし、初期の頃と比べると立場が逆転してますね。コハル先生作品では、かなり珍しい展開かも。

☞ 温泉に入る時、たとえ混浴でもタオルを巻くのはマナー違反じゃないの?・・・と思っていたんだけど、最近はタオル巻きOKとか、水着着用OKの混浴温泉もあるらしいッス。

別マガ6月号 特大アンケートプレゼント

別冊少年マガジン2011年6月号(通巻21号)

「そんみら」関係の読者プレゼントは、毎度お馴染みのクオカード・セット。内訳は「そんみら」「マルドゥック・スクランブル」「進撃の巨人」各1枚の合計3枚です。「そんみら」クオカの絵柄はミツキちゃんとアカネのツーショット・イラスト(別マガ創刊号等でも使用されていたキービジュアル)です。

プレゼント当選者数は20人で、締切は6月8日(水)の午後9時。応募方法の詳細は今月号のP.588で確認してね。

次号発売日

次号「別冊少年マガジン7月号」は6月9日(木)発売。

関連記事

■ [マンガ感想] そんな未来はウソである 第20話
■ [マンガ感想] そんな未来はウソである 第22話
■ [レビュー] そんな未来はウソである 第1巻 (KCデラックス)
■ そんな未来はウソである キャラクター呼称表
■ [レビュー] みなみけ 第8巻 (初回限定版・通常版) (単行本のレビュー
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関連サイト

■ そんな未来はウソである (講談社コミックプラス)
■ そんな未来はウソである (Wikipedia)
■ 桜場コハル (Wikipedia)

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三四郎.
Posted by三四郎.

Comments 2

There are no comments yet.

長男

>とりあえず、高山は一刻も早く死ぬべきです。(^ω^#)

しかし、ありがちなハーレム展開と違い、アカネやマドカの無茶振りは、少々可哀想に感じることもあります。
でも、混浴展開はさすがに(^ω^#)

>「そんみら」のストーリー構造は、思ってた以上に深い。

コハル先生の作品は、それぞれテーマ的なものに違いがありますね。
5の2は、ノスタルジックでちょっとえっち?w。
みなみけは、日常系と思いきや小咄。
そんみらは、完全にラブコメですね。
コハルワールドでラブコメするとこうなります、という回答ではないかとw

>Vol.18 『100%』のあたりから、ミツキちゃんが自分の意見を主張し始めた。一方、それに呼応するかのように、アカネの感情の起伏も激しくなっているような気がする。今回も、突然涙目になりミツキに抱きついていたし、初期の頃と比べると立場が逆転してますね。コハル先生作品では、かなり珍しい展開かも。

コハル先生のキャラは、テンプレで定義できないのが特徴かと思いますが、この特徴がストーリーラインに上手く組み込んであるのかなと。
アカネの場合、もう完全に定義不能なキャラでしたが、ミツキの場合、変化を成長と捉えて良いのでしょうか。

2011/05/10 (Tue) 19:15

三四郎.

◆長男さんへ

> >とりあえず、高山は一刻も早く死ぬべきです。(^ω^#)
>
> しかし、ありがちなハーレム展開と違い、アカネやマドカの無茶振りは、少々可哀想に感じることもあります。
> でも、混浴展開はさすがに(^ω^#)

高山が被害者であることは、頭では分かっているのですが、感情が許しませんw


> >「そんみら」のストーリー構造は、思ってた以上に深い。
>
> コハル先生の作品は、それぞれテーマ的なものに違いがありますね。
> 5の2は、ノスタルジックでちょっとえっち?w。
> みなみけは、日常系と思いきや小咄。
> そんみらは、完全にラブコメですね。
> コハルワールドでラブコメするとこうなります、という回答ではないかとw

プロットの構築の仕方、伏線の張り方が普通のラブコメと違いますよね。
もしアニメ化するとしても、シナリオ(特にシリーズ構成)の敷居がメッチャ高そうです。


> >Vol.18 『100%』のあたりから、ミツキちゃんが自分の意見を主張し始めた。一方、それに呼応するかのように、アカネの感情の起伏も激しくなっているような気がする。今回も、突然涙目になりミツキに抱きついていたし、初期の頃と比べると立場が逆転してますね。コハル先生作品では、かなり珍しい展開かも。
>
> コハル先生のキャラは、テンプレで定義できないのが特徴かと思いますが、この特徴がストーリーラインに上手く組み込んであるのかなと。
> アカネの場合、もう完全に定義不能なキャラでしたが、ミツキの場合、変化を成長と捉えて良いのでしょうか。

ミツキの変化は、アカネに対する想いが、ますます強くなっていることの顕れですかね。
ただ、百合的な感情とはちょっと違うように見えるので、この先の展開は全く読めませんw

2011/05/10 (Tue) 21:23
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