[アニメ感想] ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第23話 「沈まない月」
第23話 「沈まない月」

あらすじ
第23話のあらすじ、主要スタッフはアニメ公式サイトから引用しておきます。
脚本:高山 カツヒコ 絵コンテ:中原 れい 演出:綿田 慎也 作画監督:松川 哲也(キャラ)、松田 寛(メカ)
北極基幹サーバーのある超巨大デフテラ領域に次々と突入するセレブラム母艦群。
全艦突入を確認後、敵軌道基地を攻撃するべく単独で宇宙へ向かうドヴァールカー。その間隙をついて、オケアノスは大型量子ポータルのあるサーバー中心部へと突き進む。
オケアノスの目的を看破したアビス&シンは阻止行動に出るが、セレブラム艦隊の必死の攻撃に阻まれてオケアノスへ近づく事ができない。
復元者の”繭の部屋”を見つけ、粉砕するクリス&シズノ。「光生む城が攻撃されている」焦るアビス&シンは最後の手段として、艦隊の一部を道連れに自爆する。
ストーリー&感想
前回に引き続き、ゼーガペインとは思えない凄まじい戦闘シーンの連続!そして後半は一転して、仮想空間内でのボスキャラ=ナーガとの対峙。こういった動と静の対比、構成のメリハリは相変わらず上手いッスね。Bパートラストの熱血キョウちゃんも最高!シリアスな話なのに、こういったノリは大好きです。シンジ君的なキャラだったら、きっとナーガに取り込まれていたことでしょう。キャラ設定の勝利ですな。
Aパート

※キャプチャ画像はテレ東で放映された時のものです(以下同様)
最終作戦=プロジェクト・リザレクションはフェーズII に移行。敵の基幹サーバーに対して正面攻撃を仕掛けるカガヤン、コルデュアクス等の陽動部隊。ドヴァールカーは上空から飛来する敵の援軍を断つため、衛星軌道上にある機動基地・クラウドへと向かう。一方、本作戦の核を担うオケアノスでは、敵本拠地の巨大転送ポータルに突入する準備が進んでいた。
緊張が高まる中、格納庫で待機中のパイロットたちは、作戦に掛けるそれぞれの思いを口にしている。二言三言の短いやりとりだが、各キャラの性格等が感じられるセリフだ。ここ最近、色々と強がっていたカミナギだけど、やっぱり素は普通の女の子なんだな~。
アルティール
カミナギ「キョウちゃん・・・」
キョウ「どうしたカミナギ?」
カミナギ「何でもない・・・何でもないよ」
キョウ「今度触れる時は お互い本物だからな!この作戦、絶対に成功させようぜ!」
カミナギ「キョウちゃん・・・(私もなりたいよ、一緒に)」
ガルダ
ルーシェン「いよいよだな」
メイウー「うん」
フリスベルグ
クリス「さーて、これが最後になるのかな」
シズノ「そうね・・・(その時は私も)」
そしてついにオケアノスは障壁に突入。第19話でハッキングしたアンチゼーガの情報が役に立ち、障壁の突破に成功する。内部には敵の防衛部隊が待機していたが、3機のゼーガペインが出撃し、量子ポータルへの進路を確保。オケアノスは、順調に量子ポータルへと辿り着く。
しかし、オケアノスの量子ポータル占拠は、味方の多大なる被害の上に成り立っていた。突如として現れたアンチゼーガ・コアトリクエの奇襲攻撃でデウカリオは撃沈され、残りの母艦も苦戦を強いられていたのだ・・・。
☞ カガヤン、コルデュアクスのAIたちも他のオケアノス級母艦と同じ。外見上の違いは、背景プレートの色がそれぞれ黄色、赤色になっている点。ドヴァールカーのAIは第21話 「戦士たち・・・」、第22話 「ジフェイタス」に続き今回も登場。背景プレートは緑色。

☞ 伏線①迷い猫 in オケアノス。ゼーガは一度最終回まで見てから、改めて見返すと新たな発見が多く、この猫さんもそう。舞浜の公園に出没し、時々シズノが可愛がっていた黒猫さんが、なぜかオケアノスの艦内をうろついておりました。そして、さり気なくシマの部屋を覗いていますが・・・。

☞ ゼーガでは恒例となっているカミナギの尻フェチ作画再び。膝の作画も、妙に艶めかしい。(*´Д`*)

☞ 伏線②シズノの意味深なセリフ。「これが最後になるのかな」というクリスの問いかけの後に、「その時は私も・・・」というモノローグ。更に、Aパートラストでは「月へ帰るのね・・・」と、まるで月が故郷であるかのような言葉を呟いています。

Bパート

量子ポータルに到着したオケアノスは、敵の月面基地・ジフェイタスへ向けて転送を開始。そのちょっと前のカミナギと他のパイロットの通信会話が和むわ~。カミナギがメイウーのことをメイイェンと呼んでいたけど、わざとではなく、メイウーの親切な言葉が原因と思われ。たぶんカミナギの中では、「やさしい言葉をかけてくれた」→「性格がいい」→「メイイェン」という思考の流れがあったのだろう(笑)。
シズノ「リョーコ、低重力の戦いは初めてね。加・減速に注意して」
カミナギ「はい、シズノ先輩」
メイウー「ルーシェンと、この私が付いてるから大丈夫」
カミナギ「ありがとう、メイイェンちゃん」
メイウー「あんた!絶対わざとでしょ!」
一方その頃、基幹サーバーの外では、シンとアビスの特攻を受けてカガヤンが撃沈。デウカリオに続きカガヤンが沈んだことで、セレブラント側はオケアノス級母艦を2つも失ってしまった。ただ、ガルズオルム側にも予期せぬ事態が起きていた。基幹サーバー内にあった復元者のカプセルルームが、フリスベルグにより破壊されていたのだ。新たな肉体で蘇ったシンは、カプセルルームが炎に包まれている様を見て愕然となる。
月面基地・ジフェイタスに転送されたオケアノスは、敵メカ(ゼーレゥ&ハゾンマイヤ)の攻撃にされされるも、なんとかこれを突破し、プロジェクト・リザレクションはフェーズIII に突入。意識の戻ったシマの指示に従い、シャフトを降下してサーバールームへと向かう。そこにはシマのオリジナルがいて、人類再生システムが待っているのだ。
ところが、ここでアンチゼーガの最新型・マインディエが出現。アビスとシンがオケアノスを追撃してようだ。マインディエの戦闘能力はコアトリクエを軽く凌駕し、アルティール、ガルダ、フリスベルグの3機と対等以上に戦い、キョウ達は苦戦を強いられる。
そして激烈な戦闘が続く中、アルティールとガルダはキョウ達を乗せたまま突如として消えてしまう。キョウ、カミナギ、ルーシェン、メイウーの4人は、ゼーガペインごと量子化され、敵の量子サーバー内に取り込まれてしまったらしい。 そんな4人の前に、キョウやミズサワの姿を借りたナーガ(のインターフェース)が登場。人格としてのナーガは既に存在せず、量子サーバー群のデータ空間に同化したことを告げる。驚きを隠せないキョウ達を前に、ナーガはクラシゲの姿に変わり、自分の研究の崇高さを讃え始める。更に、その研究の過程で出現したセレブラントを、予想外の因子として捉え、キョウ達に宥和を図ろうとするが・・・。
キョウ「俺の拳が、俺の上腕二頭筋が、俺の魂が怒り狂ってる!俺はてめぇが大っ嫌いだ!何があっても、てめぇの仲間になんてならねぇ!!」
ナーガの懐柔攻勢に対し、毅然とした態度でノーを突きつけるキョウ。すると仮想空間は消滅し、キョウ達の前には再びマインディエが出現。キョウはアルティールに乗り、絶叫しながらマインディエに立ち向かう・・・。
☞ 偽おミズと偽シズノ先輩のエロ精神攻撃(・∀・)ィィョィィョー。このエロアニメみたいな作画がたまらん。(*´Д`*)

ナーガって崇高なこと言ってるけど、これを見ると頭の中はピンク色でいっぱいのようですね。研究目的は、人類の進化よりもエンドレス・ハーレムなんじゃねーの(笑)。それにしても、おミズの口がエロ過ぎる!!むっはー( ゚∀゚)=3
☞ クラシゲ(ナーガ)が手にペンを突き刺すシーン。テレ東放送版では規制のぼかしが入ってました。それほどグロ表現とは思えないけど、夕方放送されていたので仕方ないッスね。

☞ 量子コンピュータに自らのデータを分散・融合し、人格としてのナーガは消滅。こういった、サイバー空間に遍在する意志とか神のような存在っていうと、伝説のカルトアニメ「serial experiments lain」を思い出す。これを書いたら、lainをもう一度見たくなってきた。
ミナト大活躍
終盤に来て、ミナトの活躍が目立ちます。出番はシズノより多く、乙女らしさはカミナギを凌駕してますね。ということで、今回のミナト副司令・画像集。

一部の画像はトリミングしてあります
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関連サイト
■ ZEGAPAIN (アニメ公式サイト)■ ゼーガペイン Blu-ray BOX (バンダイビジュアル)
■ アニメ ゼーガペイン (BS11デジタル)
■ あにてれ ゼーガペイン (テレビ東京)
■ ゼーガペイン (Wikipedia)