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[アニメ感想] ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」

第14話 「滅びの記憶」

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」

アニメの内容に触れていますので、まだ見ていない方はご注意ください。



あらすじ

第14話のあらすじ、主要スタッフはアニメ公式サイトから引用しておきます。
脚本:桶谷 顕 絵コンテ:凛々 雅由紀 演出:凛々 雅由紀 作画監督:しんぼたくろう(キャラ)、高瀬 健一(メカ)

ゼーガペイン・アルティールが急襲された記憶映像を分析し、対ゼーガ用に開発されたガルズオルムの新兵器の存在を確認するシマたち。
その傍らで、リョーコの死を受け入れられず茫然自失の態で立ち尽くすキョウ。気が付けば、リョーコとの思い出を辿って舞浜市内を彷徨っていた。
そして、最後にリョーコの家を訪ね、部屋に残されたパソコンの画面をクリックすると、映し出されるのはキョウの映像ばかり。さらに、ボイスメモに記憶されたリョーコの声が流れるや、その死が一気に実感されて、キョウは泣き崩れてしまう。
そんなキョウに対し、ミナトはコージーの精神を操って、リョーコの死を契機にキョウが人類滅亡の歴史を知ろうとするように仕向ける。

ストーリー&感想

健気なシズノ先輩に全俺が泣いた!。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。

Aパート

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」
※キャプチャ画像はテレ東で放映された時のものです(以下同様)

▊ カミナギ・リョーコの消失

突如上空に現れた黒いゼーガ(後に「アンチゼーガ・コアトリクエ」と命名)。ガルズオルムが開発した、この対ゼーガ用の新兵器は光装甲キャンセラーを装備し、転送シーケンス中のアルティールは無力化されてしまう。その結果、カミナギのデータは転送に失敗。幻体データをロストしたカミナギは、この世界から消滅してしまった・・・。カミナギの消失を事実として受けとめたくないキョウは 舞浜の街を歩き回りカミナギの姿を探し求めるが、悲しみの大きさとは対照的に、どこか冷めている自分も感じていた。

 コアトリクエの映像を見たシズノが「私を狙ったんだわ」とつぶやき、ルーシェンが訝しがっていましたが、ゼーガは こういった さり気なくも意味深な描写で伏線を張るのが上手いっすね。

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」

▊ ソゴル・キョウの慟哭

その日の夜、キョウはカミナギのマンションを訪れ、弟のコージーからカミナギに関する記憶が消去されていることを知り愕然となる。そして、パソコンの中に保存されていたカミナギの音声データを聴き、ついには悲しみを爆発させる。カミナギの消失があまりにも一瞬の出来事だったため、逆に実感が沸かなかったキョウ。しかし、こうしてカミナギが生きていた証を聴いたことで、彼女を失ったことの重大さと埋めようのない悲しみが、堰を切ったようにキョウの中に流れ込んだようだ。

そんなキョウのようすをオケアノスからモニタリングしていたミナトは、彼をこの大きな悲しみから乗り越えさせるため、敢えて露骨な手段を行使。コージーの口を通し、人類が滅亡した原因、ゼーガで戦う理由、ガルズオルムの目的を知るよう、キョウに働きかける。人間の心理を巧みに利用したこの方策は功を奏し、キョウは情報を求めて舞浜南高校の図書室へ。そして、彼は人類滅亡の原因となったオルムウィルスの存在を知るのであった。

一方その頃、アルティールのコックピットにはシズノの姿があった。いつにも増して厳しい表情を浮かべた彼女は、アンチゼーガに強襲された際の戦闘データを必死に解析。ガルズオルムの狙いが自分にあり、その巻き添えを食ってカミナギが消失してしまったことに、彼女なりの責任を感じているようだ。

 ミナトのセレブアイコンは、今回が初登場かな?アビリティは「CO-ADMINISTRATOR」(副司令)、姓の表記はバーコードらしきものになっています。キャプ画像では細かい部分がつぶれてよく分からないけど、バージョンの先頭の数字は「1」ではなさそう。

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」
ミナトのセレブアイコン

 司令官会議のシーンがありましたが、各艦の名称や出席者の名前は次のとおり(順番は左から)。今回の画面には映ってませんでしたが、ルヴェンゾリ(Rwenzori)という母艦も存在しているもよう。

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」
セレブラムの司令官会議

艦名 役職 名前
カガヤン (Cagayan) 司令官 (Commander) タオ (Dao-Yu)
デウカリオ (Deukalio) 司令官 (Commander) イル (I^le)
ドヴァールカー (Dvaraka) 司令官 (Commander) イゾラ (Isola)
コルデュアクス (Corduax) 司令官 (Commander) インゼル(Insel)
ポポル・ヴフ (Popol Vuh) 司令官代理 (Deputy Administrator) ※1 レムレス (Lemures) ※2
オギゲス (Ogiges) OFF-LINE
司令官(Commander) ニソス (Nisos)
※1 直訳すると「代理の管理者」だけど、各艦の最高責任者は司令官なので「司令官代理」としておきました。副司令は前出のミナトのアイコンを見れば分かるとおり「CO-ADMINISTRATOR」と表記されています。
※2 AIはどの母艦でも同じ名前と外見になっています(情報元:ゼーガペイン ビジュアルファンブック)。

Bパート

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」

▊ マオ・ルーシェンの教示

キョウを励ますため、似たような境遇のクリスを頼ろうとしたルーシェン。しかし、彼の考えはクリスに見透かされ、断られてしまう。そこで彼は「性に合わない」と自嘲しながらも舞浜に降り、キョウの前に現れると、この世界の更なる真実を語り始める。曰く・・・
  • 事の発端は、I.A.L社のCEOにして研究者のナーガが開発した量子コンピューターである。ナーガは量子コンピューター内での人類の無限進化を提唱。人間を幻体化し、時間が加速された量子コンピューター内に封じ込め、果てなく進化への探求を続けることが、人間にとっての幸福であると・・・。
  • 時を同じくして世界中にオルムウィルスが蔓延。致死率98%であるばかりか、たとえ生き延びられても遺伝子情報を完全に破壊する恐るべきウィルスである。そして対抗手段を持たない人類は3年程度で滅亡するという結論が出され、人々は量子コンピューター内への退避を余儀なくされる。
  • しかし様々な理由で幻体化を望まない人々も多く、オルムウィルス=生物兵器説も流布し、世界は大混乱に陥る。その結果、人類が地球上から姿を消すのに2年とかからなかった。
  • セレブラムの調査では、オルムウィルスの開発者はナーガであるとの報告が出されている。ナーガは自身の提唱する理想郷を構築するため、人類を量子コンピューターの中に取り込み、実験材料にすることを目論んだのだ。ただ、その後のナーガの行方は知れず、何処かのサーバー内で幻体化されていると推測されている。
  • 生物としての人類が滅んだ後、地球上ではI.A.L社の工作機械が活動を開始。ナーガの目的を遂行するため、地上を実験場として独占するためだ。このナーガ率いる軍隊は、いつしかガルズオルムを呼ばれるようになる。
  • しかしその一方で、ナーガに反攻の狼煙を上げる者たちも現れる。幻体の中から生まれた反乱分子、セレブラントである。
 ルーシェンが「性に合わない」と言いつつもキョウのもとを訪れたのは、前バージョンのキョウが彼にとって憧れの存在だったことと関係がありそう(参考:ドラマCD 「OUR LAST DAYS」『The children of OCEANUS』)。それから、ルーシェンがシマを疑っている節があるけど、Aパートのシズノの件と同様、実はこの先の展開の伏線。テレ東での初回放映時には、まったく気付きませんでした。こうしてBS11で改めて視聴してみると、新たな発見が多いですね。

 第6話「幻体」の感想でも書いたけど、致死性の高いウィルスで生物としての人類が滅亡し、残った人類はデータ人間となり仮想世界で生き延びるという舞台設定。これは鈴木光司氏のSF作品「ループ」を彷彿させます。

(ここから「ループ」のネタバレ反転)
「ループ」は呪いのビデオとか貞子で有名な「リング」三部作の完結編で、実はリングの世界は全て仮想世界(巨大コンピューター内の人工生命開発プロジェクト)の出来事だたっというビックリ設定になっています。第二部の「らせん」で、貞子の呪いは未知の伝染性ウィルス(リングウィルス)とされていましたが、あれは仮想空間内で偶発的に発生したウィルス(コンピューターウィルス)だったのです。それで更に驚くべきことに、このウィルスが現実世界にも転移しちゃうんですね。転移性ヒトガンウィルスと名付けられた そのウィルスは現実の人類をも脅かし始めるわけです。で、ループの主人公はウィルス撲滅の手段を解明するため、転移性ヒトガンウィルスに抵抗を持った細胞で全身をデジタル化し、仮想世界にダイブするわけですが、果たして成功するのか・・・といった感じのサイバーな話なんですよ。

ゼーガの世界観は、現実世界に蔓延したウィルスで人類滅亡→残った人類は仮想世界へ逃げ込む。その裏には、人類の進化を研究するマッドサイエンティスト=ナーガがいたという設定になっています。対するループは仮想世界で発生したウィルスで、仮想世界の人類が滅亡(正確には仮想世界の人類が「貞子」という1個体の遺伝子に収束して進化が停滞)。更に仮想世界のウィルスが現実世界にも転移し、その裏には人工生命開発プロジェクト(エリオット博士 他)の存在があったという設定です。

こうして比較してみると、どちらの作品も、ウィルスとか仮想空間がキーワードになっていて、人類(生命)進化の研究が暴走し、人類が滅亡の危機に瀕するという点も共通しているのが分かります。まあだからといって、オマージュとかリスペクトとか言うつもりはありません。ゼーガと似たような作品として「マトリックス」が引き合いに出されることが多々ありますが、「ループ」については触れている人がほとんどいないので、とりあげてみた次第です。^_^;
(ここまでネタバレ反転)

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」

▊ ミサキ・シズノの確信

「戦士として生きることは、自分たちの意志で生きられることでもある・・・」――ルーシェンのこの言葉はキョウを奮い立たせるどころか、更なる怒りと混乱を誘発。彼をますます不安定な精神状態へと追い込んでしまった。

ちょうどその頃、アルティールのデータ解析に没頭していたシズノは、幻体バッファの中に未確認の圧縮ファイルを発見する。それは消失したと思われていた、カミナギ・リョーコの幻体データであった。

 「アニメージュオリジナル」 vol.7で監督が語っていたとおり、BS11で放送されているのはDVD編集バージョンなので、もやもやが解消。ミナトのキュッとしまったお尻もバッチリ!

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第14話 「滅びの記憶」 ミナトの尻(地上波とBS11の違い)

 そのミナトのシャワーシーンで彼女の両足にドライダメージがあったり、シズノがアルティールの記憶領域にダイブ(?)したりと、伏線がてんこ盛り。そして一番の見所は、キョウのために頑張るシズノ先輩でしょう。彼の悲しむ顔を見たくないという、一途な乙女心が涙を誘います。(つд`)

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■ [レビュー] ゼーガペイン アンソロジー (電撃コミックスEX)
■ [レビュー] ゼーガペイン ドラマCD 「audio drama OUR LAST DAYS」
■ 「アニメージュオリジナル」 vol.7を買ってきた
■ 「ゼーガペイン ビジュアルファンブック」を購入

【関連サイト】
■ ZEGAPAIN (アニメ公式サイト)
■ ゼーガペイン Blu-ray BOX (バンダイビジュアル)
■ アニメ ゼーガペイン (BS11デジタル)
■ あにてれ ゼーガペイン (テレビ東京)
■ ゼーガペイン (Wikipedia)



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COMMENT

>「アニメージュオリジナル」 vol.7で監督が語っていたとおり、BS11で放送されているのはDVD編集バージョンなので、もやもやが解消。ミナトのキュッとしまったお尻もバッチリ!♥

このシーンを見ながら、コレ、テレ東で放送できたのかな?と思いましたが、やはりそういうことだったんですねw
BS11で、もっと色々なアニメ放送してほしいですね、規制的な意味で。

>ちょうどその頃、アルティールのデータ解析に没頭していたシズノは、幻体バッファの中に未確認の圧縮ファイルを発見する。それは消失したと思われていた、カミナギ・リョーコの幻体データであった。

とりあえず、名言は避けてたように感じたので、完全喪失ではないっぽいなぁ、くらいに思っていたので、とりあえずほっとした次第であります。
はぁ、よかったぁ…んですよね?

| 長男 | 2010/07/12 | URL

◆長男さんへ

> >「アニメージュオリジナル」 vol.7で監督が語っていたとおり、BS11で放送されているのはDVD編集バージョンなので、もやもやが解消。ミナトのキュッとしまったお尻もバッチリ!♥
>
> このシーンを見ながら、コレ、テレ東で放送できたのかな?と思いましたが、やはりそういうことだったんですねw
> BS11で、もっと色々なアニメ放送してほしいですね、規制的な意味で。

テレ東でミナトの尻が放送されていたら、ゼーガは4年前に大ヒットしていたかもw

> >ちょうどその頃、アルティールのデータ解析に没頭していたシズノは、幻体バッファの中に未確認の圧縮ファイルを発見する。それは消失したと思われていた、カミナギ・リョーコの幻体データであった。
>
> とりあえず、名言は避けてたように感じたので、完全喪失ではないっぽいなぁ、くらいに思っていたので、とりあえずほっとした次第であります。
> はぁ、よかったぁ…んですよね?

ゼーガのスタッフはドSなので、安心させてから奈落の底に突き落とす事が大好きですw

| 三四郎. | 2010/07/12 | URL













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