[マンガ感想] エンジェルフェイク 偽物天使 第3話 (月刊ヤングマガジン2010年7月号)
2010年06月17日 公開
月刊ヤングマガジン2010年7月号に掲載されている「エンジェルフェイク 偽物天使」第3話の感想です。

御先祖ゆかりの土地での一騒動を終え、自宅に戻った陸真たち。もちろん雪那も一緒だ。偽天使式 人型自動機巧 である雪那は山をも吹き飛ばす戦闘能力を有しているが、海里と海空はまるで緊張感の欠片もない。おっとりした海里は雪那を親戚の子として近所の人に紹介し、守銭奴の海空は雪那を金ずるとしてしか見ていない。一方、陸真はというと、雪那に油断しないよう心に誓うものの、将来はメイドロボとして改造し、萌え~な野望のために利用する魂胆らしい。
雪那を自宅に連れてきたのは、偽界之書に書かれていることを実行するため。すなわち、雪那を人間に近づけることにある。とりあえず人間みたいなことをさせればいいと考えた海里は、ゴハンを作り、雪那に食べさせてあげることを思いつく。幸い、雪那には人の持つほぼすべての機能が備わっているらしい。「ほぼ全ての機能」と聞いた陸真は思わず生唾ゴクリ(笑)。
で、この後 意外なことに、雪那が料理作りの手伝いを申し出る。人の役に立つことは人間に近づくために必要なことと考えたらしい。海里は大喜びで彼女の服を着替えさせ、雪那はネコミミカチューシャ+エプロンの完璧な萌えキャラに変身だ♥
☞ 前半はエロよりも萌えシチュエーションがてんこ盛り。上目遣いでお手伝いを申し出たり、ネコミミカチューシャで猫招きポーズしたり、短髪の不思議ちゃん好きには、堪えられませんわ。(*´Д`*)
ゴハンを食べ、海空と一緒にお風呂に入り、かき氷を食べながらTVを見る雪那。これ以上ないくらいに人間っぽい所作をしたにも拘わらず、偽界之書には変化が現れない。そして就寝時間がやって来た。海里は父親(仕事で出張中)の部屋を雪那にあてがおうとしたが、海空はロボは押し入れで寝るべきと主張。しかし、当の雪那はそのどちらも拒み、陸真と一緒に寝るという。それを聞いた陸真は、雪那が何かたくらんでいると考え、逆に返り討ちにしてペットにしてやると意気込むが・・・。
陸真の部屋に入るなり、雪那は黙々とスカートを下ろし始める。いきなりのことだったので、陸真は思わず赤面してしまう。するとそれに気付いた雪那は「青い果実の様な肉体をながめ 激しく欲情してしまいましたか?」と、陸真の心理を分析。そればかりか、自分には子孫を残す機能はないが、その行為をすることはできると言い放つ。更にベッドに座るや、シャツをはだけ、悩殺ポーズで「私の機能・・試してみますか?」と挑発。しかも、新品なので衛生面の心配も無用だという。
予期せぬ展開に、陸真の頭の中では理性と欲望が激しい葛藤を演じ始めるが、軍配が上がったのはやはり欲望だった。「据え膳喰わぬは男の恥という諺!!」――そんな諺で自己正当化した陸真は雪那に襲いかかろうとする。だがしかし、それを見透かしたように雪那は「ジョーダンです」とつぶやくと、布団を被ってそそくさと眠ってしまった。
ちゃかされたことを認めたくない陸真は「今のお前は欲望の対象ではない」と強がるが、その直後に偽界之書が光を放つ。ページを開いてみると、七慢湯という やせ我慢をした時に飲むモノが書き足されていた。純情な男心を弄ばれ、偽界之書にまでバカにされたことで陸真は怒り心頭。すやすやと眠っている雪那のパンツに手を伸ばし、ずり下ろそうとするが・・・。
ここでいきなり雪那が覚醒!陸真に抱きついたかと思いきや、いきなり巨大なネジ=世界塔 の先端へとジャンプする。陸真が理由を尋ねたところ、月星家が他の偽天使にスキャンされかけたため、緊急避難したという。雪那は世界塔 と偽天使の秘密についても淡々と語り始めるが、その直後、偽天使式 人型自動機巧 弐号雷華とその操者が姿を現す!!
☞ ロボ娘がベッドの上で主人公を誘惑し、最後は「ジョーダンです」とちゃかすこの展開。ひょっとして最近の流行りなんでしょうか?4月スタートの某アニメで、短髪のロボ娘が似たようなことをしていた件を思い出したっす。いや面白いし、激萌えるので別にいいんすけど。^_^;
☞ お風呂シーンのエロさはハンパ無い。海空が雪那を中腰で立たせ、尻を後ろに突き出すポーズをさせてるんすよ。もちろん二人とも全裸で!海空が何をしているのかというと、雪那の中古チェック!両手の指で雪那の○○○○を広げ、使用前なのか使用後なのかを念入りに調べているのであります。結果は「スゴイ!キレイ♥」とのこと。海空ってば中学生のくせにスゴイ鑑定士ですな。ただこういった描写を見ると、アニメ化された際には「見ちゃダメ」マークで大事な部分が隠されそうな予感。参考のため、マークを作って貼り付けておきました(笑)。マークの下の絵は月刊ヤンマガ7月号で確認してね。
☞ 雷華と一緒にいる少女は従者ではなくて操者、つまり陸真的にいえば「御主人様」ってところか。あと、雷華が雪那のことを「最強と呼ばれる偽天使」と呼称しているけど、ウラヌス・クイーンという固有名詞が脳裏に浮かんだのは内緒だ(笑)。
本作品では雪那が人間に近づくたび、偽界之書の白紙ページに発明品の情報が浮き出ることになっています。今回までに現れた情報は次のとおり。
偽天使式 人型自動機巧 (雪那)を除き、意外としょうもない発明品ばっかりすな~。だが、それがいい!(笑)
月刊ヤンマガはもともと発行部数も多くなさそうだし、次号は「みなみけ」単行本7巻×月刊ヤンマガ連動企画があるので、早々と売り切れる可能性もありそう。
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マンガの内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
第3話 ストーリー&感想
生意気な美少女人形雪那との出会いを描いた第1話、陸真が雪那の従者となった第2話。どちらもパンツ描写はあるものの、百瀬先生作品としては少しおとなしめの内容だった。ところが、この第3話では一転して、ちょいエロ描写が大幅増量。いくら月刊ヤンマガ連載だからって、いくら女の子同士だからって、こんなことしていいのか!?というようなコマまである(詳細は後述)。前号までの比較的地味な展開は、もしかしたら百瀬先生の周到な焦らしプレイだったのかも。雪那 を自宅に連れ込んだ陸真 !
が、緊急事態にい――
(扉ページ[P.315]のアオリ文)これまでの「エンジェルフェイク」
世界的電機メーカーの創立者松芝久之助から、世界を救うため!と美少女人形と"偽界之書"を相続した月星陸真。
雪那を人間に近づけることで、偽界之書に隠された大変な発明が浮かび上がるというのだ。そして世界の命運を握る天空に浮かぶ超巨大なネジの存在。だが雪那からは"従者"に任命されてしまった陸真。逆らえば命も狙いますって、この美少女人形はどうすればいいんだよっー!?
(2ページ目[P.316]の前号までの話)

雪那を自宅に連れてきたのは、偽界之書に書かれていることを実行するため。すなわち、雪那を人間に近づけることにある。とりあえず人間みたいなことをさせればいいと考えた海里は、ゴハンを作り、雪那に食べさせてあげることを思いつく。幸い、雪那には人の持つほぼすべての機能が備わっているらしい。「ほぼ全ての機能」と聞いた陸真は思わず生唾ゴクリ(笑)。
で、この後 意外なことに、雪那が料理作りの手伝いを申し出る。人の役に立つことは人間に近づくために必要なことと考えたらしい。海里は大喜びで彼女の服を着替えさせ、雪那はネコミミカチューシャ+エプロンの完璧な萌えキャラに変身だ♥
☞ 前半はエロよりも萌えシチュエーションがてんこ盛り。上目遣いでお手伝いを申し出たり、ネコミミカチューシャで猫招きポーズしたり、短髪の不思議ちゃん好きには、堪えられませんわ。(*´Д`*)

陸真の部屋に入るなり、雪那は黙々とスカートを下ろし始める。いきなりのことだったので、陸真は思わず赤面してしまう。するとそれに気付いた雪那は「青い果実の様な肉体をながめ 激しく欲情してしまいましたか?」と、陸真の心理を分析。そればかりか、自分には子孫を残す機能はないが、その行為をすることはできると言い放つ。更にベッドに座るや、シャツをはだけ、悩殺ポーズで「私の機能・・試してみますか?」と挑発。しかも、新品なので衛生面の心配も無用だという。
予期せぬ展開に、陸真の頭の中では理性と欲望が激しい葛藤を演じ始めるが、軍配が上がったのはやはり欲望だった。「据え膳喰わぬは男の恥という諺!!」――そんな諺で自己正当化した陸真は雪那に襲いかかろうとする。だがしかし、それを見透かしたように雪那は「ジョーダンです」とつぶやくと、布団を被ってそそくさと眠ってしまった。
ちゃかされたことを認めたくない陸真は「今のお前は欲望の対象ではない」と強がるが、その直後に偽界之書が光を放つ。ページを開いてみると、七慢湯という やせ我慢をした時に飲むモノが書き足されていた。純情な男心を弄ばれ、偽界之書にまでバカにされたことで陸真は怒り心頭。すやすやと眠っている雪那のパンツに手を伸ばし、ずり下ろそうとするが・・・。
ここでいきなり雪那が覚醒!陸真に抱きついたかと思いきや、いきなり巨大なネジ=
☞ ロボ娘がベッドの上で主人公を誘惑し、最後は「ジョーダンです」とちゃかすこの展開。ひょっとして最近の流行りなんでしょうか?4月スタートの某アニメで、短髪のロボ娘が似たようなことをしていた件を思い出したっす。いや面白いし、激萌えるので別にいいんすけど。^_^;

☞ 雷華と一緒にいる少女は従者ではなくて操者、つまり陸真的にいえば「御主人様」ってところか。あと、雷華が雪那のことを「最強と呼ばれる偽天使」と呼称しているけど、ウラヌス・クイーンという固有名詞が脳裏に浮かんだのは内緒だ(笑)。
偽界之書 に現れた発明品
本作品では雪那が人間に近づくたび、偽界之書の白紙ページに発明品の情報が浮き出ることになっています。今回までに現れた情報は次のとおり。
偽天使式 人型自動機巧 動作法の心得 (第1話)- 松芝久之助が陸真に残していたメッセージ。この情報だけは後から浮かび上がったわけではなく、最初から偽界之書に書かれていた。雪那を人間に近づけるたびに発明の奥義が明らかになる事と、これを始めたものは途中で逃れることができないと事が記されている。
- ドキドキ爆弾
仰天遊戯 (第2話) - 雪那が陸真を脅迫する際に使った首輪型爆弾の設計図。実はオモチャであったが、出力を上げると木材伐採も可能らしい。雪那が人の持つ犠牲の心を知ったことで、偽界之書に浮き出た。
七慢湯 (第3話)- ものすごいやせ我慢をした時に飲むモノ。これを飲めば深い後悔の念が消え、心が晴れやかになるらしい。雪那が陸真に生殖行為を迫り、実は冗談でしたとちゃかした後に浮かび出た。
次号発売日
次号「月刊ヤングマガジン2010年8月号」は7月14日(水)発売です!月刊ヤンマガはもともと発行部数も多くなさそうだし、次号は「みなみけ」単行本7巻×月刊ヤンマガ連動企画があるので、早々と売り切れる可能性もありそう。
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■ 百瀬武昭 (Wikipedia)
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