[アニメ感想] ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第7話 「迷える魂」
第7話 「迷える魂」

あらすじ
第7話のあらすじ、主要スタッフはアニメ公式サイトから引用しておきます。
脚本:久保田 雅史 絵コンテ:下田 正美 演出:雄谷 将仁 作画監督:大貫 健一(キャラ)、西井 正典(メカ)
ゼーガペインによる地上偵察任務を志願し、今まで現実だと信じてきた舞浜がサーバー内の仮想空間だと思い知らされるキョウ。オケアノスには、クリスとアークが正式に配属される。
一方、放課後のプールには、いつもいるはずのキョウの姿がない。キョウとシズノの関係を勘ぐったリョーコは、思い切ってシズノに尋ねるが、逆にシズノに「あなたにとってソゴル君て何?」と訊かれる。「ただの幼馴染」と答えたリョーコに、「彼を元気づけてあげて」と頼むシズノ。
翌日、リョーコはキョウを水族館でのデートに誘う。デートの間、ずっと大はしゃぎのキョウ。その姿をデジカムのファインダーを通して見たリョーコは、自分がキョウの力になっていないことを知る。
ストーリー&感想
衝撃の事実!カミナギは隠れ巨乳だった!!
Aパート

※キャプチャ画像はテレ東で放映された時のものです(以下同様)
シズノから この世界の真実を聞かされたキョウであったが、どうしてもそれを受け入れることができない。〝廃墟の世界の方が作り物である〟と思いたい彼は、それを確認するためにアルティールでの偵察任務に志願。しかし、廃墟の世界が現実であることを まざまざと思い知らされる。
その頃 オケアノスでは、シマとイゾラ(僚艦ドヴァールカーの司令)が通信回線で会談中であった。用件はクリスとアークのオケアノスへの転籍。イゾラ司令はシマの申し出にいったんは難色を示したものの、オケアノスが置かれている状況やクリスとアークの希望を鑑み、最後は快く許可を出す。その一方で、アビスとシンにゼーガペインのデータを奪われた件をちくりと指摘することも忘れていなかったが。
偵察任務を終えたキョウはオケアノスに帰艦するが、やはり浮かない表情だ。それを心配したフォセッタがカウンセリングをするも、キョウの心は上の空。投げやりで虚無感に満ちた状態のまま、その場を立ち去る・・・。

キョウのVer.遷移
☞ キョウのセレブアイコンに表示されるバージョン番号が「2.0.1」から「2.0.3」にアップしている。マイナーバージョンアップとはいえ、「2.0.2」を経ずに「2.0.3」になっているのは、この世界の真実を知った事と関係ありそう。

イゾラ司令
☞ 大人の新キャラ登場。オケアノス級母艦ドヴァールカーのイゾラ司令(28歳)。シズノのことを「イェル」と呼ぶ数少ない人物の一人でもある。ナイスバディな美女だが、他の女性キャラ同様 スリーサイズ等は不明。ゲーム版ゼーガペイン XOR[AA]の主要キャラなので、「ゼーガペイン ビジュアルファンブック」ではゲームの解説ページに掲載されている。

気もそぞろで しょげた様子のキョウをカミナギは訝しがり、声をかける。しかし、キョウは空元気を装うだけ。ここ2~3日、キョウの挙動が不審なことは、カワグチやウシオたちも感じていた。たまたまファストフード店でカミナギと出くわしたカワグチたちは、キョウがプールに来ていないことを告げる。更に、キョウのようすがおかしくなったのは、女絡みではないかという持論を展開。シズノの名前を持ちだす。
カミナギは帰宅途中、公園のベンチの前で そのシズノとばったり遭遇。勇気を振り絞り、キョウが「先輩に告白でもしたんじゃないか?」と尋ねるが、それはカミナギの誤解であったことが判明する。シズノは「あなたにとってソゴル君って何?」とカミナギに逆に問いかけ、キョウを元気付けてあげるように言い残すと、その場を去っていくのであった。
自宅マンションに戻ったカミナギはベッドで仰向けになり、シズノの言葉を反芻。キョウを元気にするため、水族館デートに誘うことを思いつく。
☞ 前回の水着シーン(新スク水)ではよく分からなかったけど、カミナギは着痩せするタイプですな。ベッドに仰向けになった状態で この大きさってことは、どんなに少なく見積もってもCカップはあるんじゃないか!?
Bパート

オケアノスに転籍したクリスとアークのフリスベルグは、偵察任務の途中に敵の大型輸送艦ヴァージェムと遭遇する。ヴァージェムの進行方向にはイゾラ司令のドヴァールカーが航行しているため、クリスたちはこれを叩くことに。オケアノスからは、フリスベルグへのQLチャージのため、ゼーガタンクが出撃する。巨大な輸送艦に対し、たった一機で攻勢を掛けるフリスベルグを見て、クリスたちの力量に感嘆するルーシエンとメイウー。ところが そんな中、突然アークの体に異変が生じ・・・。
一方、キョウとカミナギの水族館デートはというと、妙にハイテンションなキョウの態度が、カミナギを一安心させていた。しかし、デジカムのファインダー越しにキョウを見たカミナギは、彼の陽気な態度に違和感を感じ始め、それは時間の経過と共に確信に変わる。水族館を出た後、カミナギはキョウに向かい「私の目は誤魔化せたって、私のファインダーは誤魔化せない」と言い、悩みを打ち明けるよう訴えかける。
☞ キョウとカミナギのデートシーンは水族館を舞台にしているが、店員のいないコンビニやループする電車、夜の街のマネキン同様、ビューティフル・ドリーマーへのオマージュと思われる。
☞ アークの片目がデータ損傷を受けている描写があるが、初めてこれを見た時は「デュアル!ぱられルンルン物語」の美少女バイオドロイド D(ディー)が脳裏に浮かんだ。古い作品なので知ってる人は少ないと思うけど、AIC制作のちょっと変わったパラレルワールド物ロボットアニメです。

フリスベルグはヴァージェムから出撃したアンヴァールの撃墜には成功したものの、ゼーガタンクからQLチャージを受けることが出来ずエネルギー切れ。ヴァージェムを取り逃がしてしまった。そればかりか、アークの容態は更に悪化。クリスはオケアノスに連絡をとり、緊急転送を要請する。
その頃、水族館の前ではキョウとカミナギが静かに向かい合っていた。キョウはカミナギに近づき、彼女を抱きしめるが、キョウの心がどこか別の場所にあることに気づいたカミナギはそれを拒否。再びデジカムを構えたカミナギの目からは、涙がこぼれ落ちるのであった・・・。
☞ 今回は衝撃の第6話の直後ということで、ストーリーは全般的にまったり進行。特段目を見張るような展開は無いものの、こういった地道な日常描写が後々生きてくるのだ。キョウとカミナギの関係の微妙な変化、アークの体に顕れた危険な兆候、ハヤセに想いを寄せるミズキ等は、第11話以降の怒濤の展開への布告になっている。シナリオは久保田雅史さんで、第4話 「上海サーバー」以来これが2回目の脚本となる。第7話は日常描写がメインのエピソードなので、久保田さんが担当したのだろう。
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関連サイト
■ ZEGAPAIN (アニメ公式サイト)■ アニメ ゼーガペイン (BS11デジタル)
■ あにてれ ゼーガペイン (テレビ東京)
■ ゼーガペイン (Wikipedia)
■ 「東京国際アニメフェア2010」レポート【イベント編】-ゼーガペインやガンダム00、四畳半神話大系など (Impress AV Watch)