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[アニメ感想] ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第3話 「デフテラ領域」

第3話 「デフテラ領域」

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第3話 「デフテラ領域」

アニメの内容に触れていますので、まだ見ていない方はご注意ください。


あらすじ

第3話のあらすじ、主要スタッフはアニメ公式サイトから引用しておきます。
脚本:関島 眞頼 絵コンテ:下田 正美 演出:わたなべぢゅんいち 作画監督:牧 孝雄(キャラ)、福島 秀機(メカ)

学校に登校しようと自宅玄関に立ったキョウは、下駄箱の上に置きっ放しにしていた封筒に気付く。中身はゲームソフトで、タイトルは『ゼーガペイン』。いぶかるキョウだが、遅刻しそうになりゲームソフトをカバンにねじ込んで家を飛び出す。
放課後、舞浜南高校の視聴覚室で水泳部のPRビデオが上映される。水着姿のシズノを見て喜ぶ男子生徒たち。 その反応に満足し、水泳部員の勧誘を始めるキョウだが、誰にも相手にされない。
再度、水泳部存続のための厳しい条件を言い渡す生徒会長のシマに、キョウは「あのことばらしていいのか?」と迫るが、シマは気に留めずに立ち去っていく。
そこでキョウは、リョーコやトミガイに『ゼーガペイン』のことをバラしてしまう。だが逆に、知らなかったのは自分一人だけで、みんなが知っていることに驚かされる。

ストーリー&感想

OP映像がテレ東で放送された時と違いますね。ゼーガペインのOPは回を重ねる毎に部分的変更が繰り返され、DVD版ではそれらが5種類にまとめられています。今回オンエアされたのは、その中でVer.4と呼ばれるもの。シマとミナトのアップ、メイウーとメイイェンが振り向くカット等が挿入され、アルティールの背後に白鳥のイメージが描かれています。また、ラストの自転車二人乗りシーンで草原に花が咲いていたりします。ちなみに最終版(Ver.5)を流さなかったのは、まだ本編に登場していないキャラが出ているからでしょう。

Aパート

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第3話 「デフテラ領域」
※キャプチャ画像はテレ東で放映された時のものです(以下同様)

シズノがモデルを務めた水泳部PRビデオが完成した。放課後、生徒を集めて上映会が開催されたが、モデルや映像への賛美とは裏腹に、入部希望者はいっこうに集まらない。そればかりか、生徒会・副会長のミナトは水泳部の廃部をちらつかせる始末だ。キョウはこの事態を打開すべく、自宅に届いていたゲームソフト「PAIN OF ZEGA」の件を持ち出し、シマ会長に廃部撤回を訴える。しかし、シマはまったく意に介さず、「イェル(シズノ)との約束は守りたまえよ」とだけ言い残し、その場を立ち去った。

ヤケになったキョウは、カミナギとトミガイの前で「PAIN OF ZEGA」を取り出したが、カミナギたちの反応は予想外のものだった。それもその筈、「PAIN OF ZEGA」は有名なネット対戦ゲームだったのだ。キョウはヘッドマウントディスプレイを借り、とりあえずゲームをプレイすることに。最初に出て来たのはIDとパスワードの入力画面。キョウは初プレイなので、本来なら新規登録を済ませる必要がある。ところが、テキトーにIDとパスワードを入力したところ、なぜかログインできてしまった。

一方その頃、「最新式のバーチャルゲーム」の世界では、デフテラ領域と呼ばれる敵の重要拠点が発見されていた。デフテラ領域を破壊するためには、複数のゼーガペインの連携が必須だ。しかし、メイウーとメイイェンは、行き当たりバッタリな戦い方をするキョウとの共同作戦には乗れないもよう。それに対してシズノは、以前に同じ場所で戦っていると主張し、作戦の実施をシマ司令に迫る。シマは「不確定要素は当てにできない」と司令官らしい冷静な判断を下すが、目の前のデフテラ領域をそのまま見過ごすこともできない・・・。

下校したキョウは、カミナギのマンションを訪れる。キョウの自宅にはゲーム機が無いので、カミナギの弟・コージーからゲーム機を借りるためだ。そして、コージーが見守る中、「PAIN OF ZEGA」に挑戦するキョウ。初めてプレイしたゲームなのに、迫り来る敵メカを次々と破壊し、ついにはデフテラ領域を発見する。ゲーム内のデフテラ領域は、これが地球を覆い尽くすと人類の負けという設定らしい。

 Aパートは日常のまったりした話がメインですが、要所要所で伏線を張りまくってますね。
  • キョウの母親とカミナギ姉弟の母親のセリフと声が同じ。どちらも出掛ける際に「それじゃ行ってくるわね。早く起きなさいよ○○」(○○部分は名前)と言っている。姿は一切見せず、朝食の用意だけは怠りない母親・・・。
  • TVに映っているニュース番組で、環境汚染地域の拡大、国連の緊急会議の件が報道されている。
  • 「I.A.L社 量子コンピューターの実用化に成功」のニュースになった途端、シズノがTVの電源を切っている。
  • 河川に掛かっている鉄道の橋のたもとで、電磁的(?)な異常現象が発生。実はBパートのミズキのセリフとリンクしている。
  • 「PAIN OF ZEGA」のOPで「崩れた日常」「デフテレ領域」「残された希望」というテロップが表示され、ナレーターの「環境改変実験による世界の変容」「これは40年後、本当に起こること」という説明もある。
  • キョウは本人の記憶によると「PAIN OF ZEGA」を今までプレイしたことがないのに、なぜかサーバーにIDとパスワードが登録されいていた。そのサーバーの名称は、第2話のミナトのセリフにも登場した舞浜サーバー。
この段階では「最新式のバーチャルゲーム」とネット対戦ゲーム「PAIN OF ZEGA」の関係がイマイチよく見えませんが、これも伏線というかミスリードになっています。

Bパート

今回はCMを挟んでアイキャッチが流れませんでしたが、テレ東で放送された時も同様です。おそらく本編の尺の都合と思われます。

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第3話 「デフテラ領域」

場面は変わり、舞浜のアーケード街。カミナギはクラスメイトのミズキと一緒に下校中らしい。カミナギたちがアーケード街の出口に近づいたところ、そこにシズノを姿を発見。二人はシズノに駆け寄り、カミナギはPRビデオのお礼を述べ、ミズキはキスの真偽を質問する。シズノはキスの一件をやんわりと受け流し、三人の話題は将来の夢の話に。ところが、未来の話が出た途端、シズノは浮かない表情になり、うつむき加減で沈黙してしまった。そしてこの後、カミナギたちと別れたシズノは、こうつぶやく。
シズノ 「世界には・・・今と此処しかないの」
カミナギの自宅マンションでは、キョウが「PAIN OF ZEGA」のプレイを続行中だった。ゲーム内のミッションをクリアしたキョウの前に、ID指定の隠しアイテムが登場する。それは廃墟ビルの中にあったロッカーで、キョウが躊躇無く扉を開いたところ、突然予期せぬメッセージが現れる。
気をつけろ
ミサキシズノには関わるな
そして、そのメッセージが表示された直後、キョウのケータイにメールが着信。送信者は、そのシズノであった。呼び出しを受けたキョウは、カミナギのマンションを後にし、シズノのもとへと向かう。

 Bパートの前半は、ゲーム内の隠しメッセージに目が行きがちだけど、重要なのはカミナギ、ミズキ、シズノの会話です。
  • ミズキが親から「渋谷なんて不良のたまり場に娘を行かせられるか」と言われた件。Aパートで挿入されていた橋のたもとの異常現象と関係している。川の向こうと、こちら側では・・・
  • カミナギの親は、ミズキの親とは異なり放任主義。これもAパートの朝の一件とリンクしている。
  • カミナギが将来の夢を語った直後、シズノの表情が曇る。またカミナギ&ミズキがシズノと別れた際、商店街から人影が消えている。まるでシズノの感情とリンクしたような事象だが・・・

ゼーガペイン - ZEGAPAIN - 第3話 「デフテラ領域」

キョウとシズノは「最新式のバーチャルゲーム」の世界へ。今回のミッションはデフテラ領域への侵入と破壊だ。二人の乗るゼーガペイン・アルティールは、ルーシエンとメイウーが搭乗するゼーガペイン・ガルダと共に、拡大を続けるデフテラ領域に突入する。

オケアノスの司令室では、シマとミナトが、こんな会話を交わしていた。苦渋の決断を下したシマを前に、ミナトの不安そうな表情が印象的だ。
シマ「我々の任務は単純だよ。デフテラ領域を発見し、これを叩く。そして、もう一つ」
ミナト「生存者をサルベージする」
シマ「仲間をロストする可能性を心配をしている余裕は、僕にも無いんだよ、ミナト」
デフテラ領域内では、キョウチームとルーシエンチームの連携プレイが思いの外、順調に進んでいた。最後は、アルティールがコアを撃ち抜き、デフテラ領域の消滅に成功する。

戦闘終了後、キョウはシズノの指示を無視して、廃墟の街へ一人降り立つ。その風景は「PAIN OF ZEGA」に酷似しており、例の隠しメッセージのロッカーも存在していた。キョウはロッカーに近づこうとするが、突然、脆くなっていたビルの外壁が崩れ落ち、そこに新たな謎のメッセージが出現する。
ミテイルセカイヲ
シンジルナ
愕然となったキョウは再びロッカーに近づき手を触れようとするが、更に驚く事態が発生。今度は、キョウの手が扉をすり抜けてしまったのだ。目の前で起きた出来事が信じられないキョウ。シズノは、どこか悲しげな眼差しで、そんなキョウを見つめるのであった・・・。

 第3話の脚本は村井さだゆきさんでした。今敏監督の「パーフェクトブルー」「千年女優」の脚本を担当されただけのことはあり、じわじわと来るサイコホラー的な恐怖、メタフィクション的な世界観の構成(見せ方)はさすがに上手い。「ゼーガペイン ビジュアルファンブック」に載っている関島眞頼さん(シリーズ構成)のインタビューによると、ゼーガペインの脚本はライターの個性がかなり出ているそうです。各話の入口と出口さえ守ってもらえれば、脚本の中身は担当のライターにお任せしたとのことで、これが作品クオリティを向上させる方向に働いたのかもね。

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【関連サイト】
■ ZEGAPAIN (アニメ公式サイト)
■ アニメ ゼーガペイン (BS11デジタル)
■ あにてれ ゼーガペイン (テレビ東京)
■ ゼーガペイン (Wikipedia)
■ 「東京国際アニメフェア2010」レポート【イベント編】-ゼーガペインやガンダム00、四畳半神話大系など (Impress AV Watch)



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COMMENT

>ゼーガペインの脚本はライターの個性がかなり出ているそうです。

なるほど、今回、特にAパートが、2話までと話の進行ペースというか、テンポが違うと感じましたが、そういうことなんですね。
DTB一期みたいですね。

とにかく、ロボットモノでマトリックスということなんでしょうか?w

| 長男 | 2010/04/26 | URL

◆長男さんへ
> なるほど、今回、特にAパートが、2話までと話の進行ペースというか、テンポが違うと感じましたが、そういうことなんですね。
> DTB一期みたいですね。

DTBといえば、二期の最終回のネタを4話ぐらいでやっていたら、
神アニメになれたかもしれませんねw

> とにかく、ロボットモノでマトリックスということなんでしょうか?w

表面的な設定はマトリックスを連想しますが、主人公が置かれた状況は
ゼーガの方が悲壮的ですね。
5話と6話で世界の謎が明かされますが、それが物語の始まりでしかない点が
ゼーガのスゴイところです。個人的にはゼーガの真髄は11話以降だと思います。

| 三四郎. | 2010/04/26 | URL













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