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[アニメ感想] Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

第26話 「江漣」 (最終回)

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

以下、アニメや原作ゲームの内容に触れています。ネタバレにご注意ください。


あらすじ

第26話のあらすじはテレビ東京・あにてれ Phantom~Requiem for the Phantom~から引用しておきます。
止まったオルゴールの音色・・・。静寂が支配する礼拝堂に銃声だけが響く・・・。玲二は自らドライ(キャル)と決着をつけた・・・。始まりは、ほんの少しの間違い。絡まった因果の糸をほぐすことは出来なかった・・・。だが、キャルは玲二に出会えてよかったと、彼の腕の中で安堵の笑みを浮かべる・・・。
彼女を悼む時間すら与えられず、玲二の耳に銃声が轟く。白いマスケラと突撃銃で武装した6人の少女たち・・・サイスの新たなファントムである『ツァーレンシュヴェスタン』が、玲二と江漣に襲いかかる。
「俺は・・・・・・殺す・・・間違いだらけで、どの約束も果たせなかった俺の人生で、絶対に守りたい約束...キミを笑わせるために・・・」
全てに決着をつけるため、江漣を解放するため、そして、守りたい約束のために・・・玲二は・・・殺す・・・。

ストーリー&感想

まさかオチが梅津泰臣監督の「A KITE」になろうとは!!(詳細は後述)

「ファントム」もついに最終回を迎えました。第26話の流れは原作ゲーム・第3章のアインルート(「蒼穹の道を」EDルート)に準拠していますが、玲二と数字ねーちゃんズの戦闘シーンはアニメ向きに変更。また、モンゴルで玲二が撃たれるオチはアニメオリジナルです。

例によってゲーム終盤の各ルートの流れを遷移図にまとめておきます。赤字は選択肢を表し、アニメ(第26話)で描かれていたイベントは青字の部分です。また、キャラクターの生死をわかりやすくするため、死亡する箇所はピンク色にしてあります。

アインルート ドライルート 美緒ルート
蒼穹の道を 月輝る夜に独り 砂塵の道を 桜舞い散る道を
この場は、はぐらかす ※1 受け入れる ※1 受け入れる ※1 受け入れる ※1
すぐ学食に行く ※2 すぐ学食に行く ※2 すぐ学食に行く ※2 しばらく美緒と話す ※2
(選択肢無し) (選択肢無し) (選択肢無し) 話す ※3
キャルについては任せろ 美緒に万が一のことが
あったらどうする?
(選択肢無し) 江漣を捜す キャルを捜す (選択肢無し)
【礼拝堂(外)】
志賀の前にサイスとツァーレンシュヴェスタン登場。志賀は後の始末をサイスに任せ撤退。サイスは最終幕の開演を告げる。
【礼拝堂(外)】
サイスがツァーレンシュヴェスタンを伴い現れる。サイスはインフェルノへの復帰をドライに持ちかけるが、ドライは拒否。この直後、ドライはサイスとツァーレンシュヴェスタンを皆殺しにする。
【礼拝堂(外)】
静けさを取り戻した礼拝堂にサイス登場。アイン、ツヴァイ、ドライの共闘に興ざめしたサイスは、最終幕の開演を告げる。
【校内】
志賀の前にサイスとツァーレンシュヴェスタン登場。サイスは志賀に対して、美緒の排除を勧告する。玲二の逃亡を幇助した美緒は、インフェルノにとって障害であるというのだ。それを聞いた志賀は激怒し、梧桐組手下とツァーレンシュヴェスタンの銃撃戦が始まる。
【教室】
西棟の教室に立て籠もる玲二と江漣。お互いに残弾も少なくなり、江漣はある作戦を考案する。
【教室】
気絶した玲二を抱え、教室に逃げ込んだドライ。目覚めた玲二に向かい、リズィや美緒の件を懺悔し、二人は愛し合う。
【教室】
玲二と美緒の前に、ただ一人生き残った志賀が現れる。玲二は志賀に、美緒を連れて逃げるよう要請し、志賀は承諾。美緒に対しては「後で必ず迎えに行く」と言い、美緒は渋々従うことに。
【教室】
ツァーレンシュヴェスタンが突入してきたが、ドライが応戦。フェンフ、ゼクス、ズィーベを射殺する。ドライはツァーレンシュヴェスタンのAK-74を回収し、一人で陽動作戦に打って出る。
【中庭】
中庭にいたゼクスが逃走する志賀と美緒を発見。二人を狙撃しようとするが、玲二により眉間を撃ち抜かれる(ゼクス死亡)。
【校舎内】
フィーア、アハトはドライ追撃のため校舎東棟へ。ノインは西棟を掃射し、玲二の生死を確認した後、別経路からドライを挟撃することに。
【校舎内】
江漣の指示に従い、玲二はバケツ、モップ、電源コードを使ったトラップを男子トイレに仕掛け、高圧電流を使いノインの殺害に成功。更に、そこに駆けつけたフェンフも射殺する。
この後、玲二と江漣は二手に分かれ、江漣はサイスを探し、玲二は囮として動き回ることに。
【校舎内】
一人教室に残った玲二は、バケツ、モップ、電源コードを使ったトラップを男子トイレに仕掛け、高圧電流を使いノインの殺害成功。しかしそれも束の間、サイスに撃たれて拉致されてしまう。
【校舎内】
ツァーレンシュヴェスタンの残り5人は、玲二を挟み撃ちにする作戦を敢行。しかし、玲二は男子トイレに高圧電流トラップを仕掛けノインの殺害に成功。更に、そこに駆けつけたフェンフも射殺する。
【校舎内】
敵を撹乱するため
校舎西棟へ移動した玲二は、アハト、フィーアの二人と銃撃戦に。
【校門前】
美緒を車に乗せ、逃げようとした志賀であったが、サイスが車に仕掛けたトラップに気付く。志賀はいったん美緒を車外に出し、トラップの解除に着手する。
【校舎内】
江漣は東棟の屋上でサイスを発見。銃を捨てナイフ1本で挑もうとする江漣を見て、サイスはゼクス、ズィーベにナイフで戦うよう指示する。
【校舎内】
ズィーベはサイスの指示に従い志賀と美緒の追撃に向かい、フィーアとアハトは玲二への作戦を継続することになった。
【校舎内】
玲二は相手が二人しかいないことを不審に思い
、3階の化学室へ移動する。
【校門前】
志賀はトラップの解除に成功したが、ズィーベの狙撃を受け瀕死の重傷を負ってしまう。それでも何とかズィーベを射殺。美緒を再び車に乗せると、この場を足早に去るのであった。
【校舎内】
不利な戦況の中、ゼクスとズィーベの動きを見切った江漣。予期せぬ行動をとり、油断したゼクスとズィーベを殺害。更に、降参して逃げようとしたサイスも射殺する。
【校内】
木陰から、志賀と美緒の乗った車を見送るドライ。するとそこに江漣が現れ、ドライに銃口を向ける。江漣は玲二の気持ちを鑑み、ドライを殺す気はないらしいが、ドライの行動が読めず、この場を離れて玲二の援護に向かうこともできない。二人は言葉で牽制しあうが・・・。
【化学室】
玲二はフィーア、アハトをガスで充満した化学室に誘い込み、電気コンロで引火。フィーアとアハトを殺害する。玲二自身は窓から花壇に飛び降りて無事。
【化学室】
ドライはフィーア、アハトをガスで充満した化学室に誘い込み、電気コンロで引火。フィーアとアハトを殺害する。ドライ自身は窓から花壇に飛び降りて無事。
【化学室】
玲二はフィーア、アハトをガスで充満した化学室に誘い込み、電気コンロで引火。フィーアとアハトを殺害する。玲二自身は窓から花壇に飛び降りて無事。
【校内の花壇】
血だらけになり、ボロボロの制服を身に纏った江漣が現れ、玲二の胸に飛び込み泣きじゃくる。そして、学園を後にする二人。
【校内の花壇】
玲二を人質にしたサイスが登場。ドライは武装解除を余儀なくされる。サイスはドライを射殺しようと銃を構えるが、ここで江漣が登場。サイスを射殺する。
【校内の花壇】
サイスが登場し、丸腰の玲二に銃を向けながら「君が最強だ」云々と独演会を始める。ところが、突然現れたドライがサイスを射殺。ドライは美緒が無事であることを伝え、美緒の所へ行くように促し去っていった。ドライが去った後、今度は江漣が登場。「わたしは先に行って待ってる」と言い、ドライ同様、美緒の所へいくように促すのであった。
【校内の花壇】
しかし、江漣は梧桐組との戦いで瀕死の重傷を負っていた。ドライは江漣を抱きかかえ、お互いのわだかまりを解くが、江漣は死亡
【路上】
瀕死の重傷を負った志賀は、車を人気のない路地裏に停車。美緒は兄(梧桐大輔)のことを志賀に尋ねるが、その会話の途中で志賀は死亡
【街中】
車を降り、一人で駅を目指して歩く美緒。そんな彼女の前に、傷だらけの玲二が現れる。
【美緒の自宅】
美緒の部屋で、夜通し語り合う玲二と美緒。美緒は兄のこと、受験や友達のことを話し、玲二は殺し屋になった経緯や江漣とのことを語り、美緒の膝で涙するのであった。そして翌朝、玲二は眠っている美緒に別れを告げず、静かに去っていった。
【篠倉学園】
翌日
の期末試験は中止。
美緒は新学期が始まった4月になっても、沈黙を守ったままだった。
【篠倉学園】
翌日
の期末試験は中止。
美緒は新学期が始まった4月になっても、沈黙を守ったままだった。
【篠倉学園】
翌日
の期末試験は中止。
美緒は新学期が始まった4月になっても、沈黙を守ったままだった。
【香港】
玲二と江漣は、江漣の過去を捜す旅を続けていた。そして、香港
の幼女専門の娼館で、5年前に江漣らしき少女が、サイスらしき男に身請けされたとの情報を得る。更に、そこの女主人によると、「匈」(キョウ)と名付けられたその少女はモンゴルで攫われてきたという。
【海岸】
2年後、砂浜に横たわるドライの前に江漣が現れる。江漣はドライを射殺するが、生きる意味を失い、今は亡き玲二に救いを求める。「助けて玲二、わたしどうすればいいの・・・」
【アメリカ】
歳月は流れ、玲二とキャルは米国で殺し屋稼業を営んでいた。チームの名称は“ファントム”。次の仕事はサンタ=マデリアの用心棒ということで、二人はトラックの荷台に揺られながら、その街を目指していた。
【梧桐海典の邸宅】
歳月は流れ、とある日の出来事。
美緒のことをネタに、手下の本庄から強請りを受ける梧桐海典。そんな彼を救ったのは、いつの間にか日本に戻ってきていた玲二だった。玲二は本庄を射殺すると、海典に向かい組長引退を勧告。なぜなら、海典が組長を辞せば、美緒に災厄の火の粉が降りかからなくなるからだ。
【モンゴル】
モンゴルに辿り着いたものの、江漣の過去の手掛かりは、ここで潰えてしまった。
通訳の青年の助言で、草原に向かった江漣と玲二であったが、けっきょく江漣の記憶が戻ることはなかった。
しかし、玲二に貰った「エレン」という名前、そして彼と過ごした記憶があるだけで十分に生きていけることを知った江漣。何度も夢の中に現れたその草原の中で彼女の心は満たされ、静かに微笑むのであった。
【桜並木/墓地】
卒業式を終えた美緒は、桜並木の道を通り、梧桐家の墓参りへ。墓地には美緒の姿を見守る海典、更にそれを遠巻きに見る玲二と江漣の姿があった・・・。
(終了) (終了) (終了) (終了)
※1 第2章の選択肢/キャルの想いに対する玲二の反応
※2 第3章の選択肢/昼休みに学校の廊下で美緒と出会った際の玲二の反応
※3 第3章の選択肢/ドライとの関係を美緒に話すか否か

Aパート


Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

▊ 饗宴の幕開け
志賀の前に突然現れたサイスとその人形達。篠倉学園の旧校舎周辺を舞台に、最終決戦の幕が上がった。サイスの手駒は6人。圧倒的な不利な状況の中、玲二と江漣に勝算はあるのだろうか・・・。

〔戦闘の舞台〕
アニメは旧校舎・礼拝堂の周辺で戦闘が繰り広げられていますが、ゲームでは新校舎(西棟・東棟)・渡り廊下、中庭などです。この舞台変更に伴い、玲二とツァーレンシュヴェスタン(ノイン、フェンフ、フィーア、アハト)の戦闘内容が大きく変更されています。(詳細は後述)

〔志賀の撤退〕
志賀が途中退場するくだりは、ゲームのアインルート(「蒼穹の道を」EDルート)準拠といえます。志賀がサイスに向かって言った言葉―「自分で書いた筋書きに裏切られる」―はアニメオリジナルですが、サイスの最期を予言する伏線ともとれそうです。

〔サイスとマスケラ〕
サイスが旧校舎に向かう際、マスケラを被っていましたが、これはアニメオリジナル。本来仮面を被るべき第4話『暗殺』では素顔のままで、被る必要のないこの場面でわざわざ被るのは、オサレ演出の一環でしょうか。サイスっぽくて、いい感じです(笑)。

〔玲二のファントム・エフェクト〕
久しぶりに玲二のファントム・エフェクト登場。その際のモノローグ―「俺は殺す・・・生きるために」―はアニメオリジナルです。ゲームにはありません。

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

▊ ノイン、フェンフとの戦い
玲二と江漣は、追っ手のノイン、フェンフを旧校舎に誘い込み、これを射殺。謝肉祭のマスケラを被った二つの死体を見て、敵はサイスとその配下だけと判断する江漣。二人は別行動をとり、玲二が囮となり敵を撹乱、その隙に江漣がサイスを捜すこととなった・・・。

玲二と江漣がノイン、フェンフを倒し、二手に分かれる展開はゲーム準拠ですが、そこに至るまでの過程は異なっています。

〔戦闘の舞台・状況〕
前述したとおり、戦闘の舞台がアニメとゲームでは異なります。ゲームでは新校舎(東棟)の2階で、銃撃戦ではなく男子トイレにトラップを仕掛けるという内容。まず、ノインがその罠に引っ掛かり、高圧電流で感電死。更にノインの援護に駆けつけたフェンフが玲二に射殺されるという展開です。

〔ノインとフェンフの百合っぽい関係〕
アニメではスルーされていましたが、フェンフはノインを可愛がっていた節があります。
「最後にマスターの配下に加わった、幼いノイン。いつも怯えていた彼女をフェンフは事あるごとに庇い、励ましてきた。そんなフェンフに、まるで妹のように懐いていたノイン。二人が、いつしか身も心も許しあい、互いに癒しあうようになったのは、当然の成り行きだった。」
(PS2版のナレーションより)

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

▊ 旧校舎屋上~サイスと対峙する江漣~
江漣は、旧校舎の屋上に陣取っていたサイスを発見。しかし、サイスの脇にはサブマシンガンで武装したゼクスとズィーベの姿があった。ここで江漣は一か八かの掛けに出る。「わたしは、あなたの舞台では踊らない」と言い、いったんはサイスに向けていたコルト・パイソンを捨てる作戦に打って出た江漣。

▊ 玲二 vs フィーア、アハト I
旧校舎の取り壊し現場では、玲二がフィーア&アハトと銃撃戦を繰り広げていた。囮作戦とはいえ、相手は訓練されたサイスの人形。2対1の戦力比の差が、玲二には重くのしかかっていた。

〔玲二の戦闘の舞台〕
ゲームでは、新校舎(西棟)3階の化学室が戦闘の舞台。玲二がフィーア&アハトをガスで充満した化学室に誘い込み、電気コンロで着火して二人を爆殺するという展開です。また、この戦いが描かれているのは、時間軸的には江漣がサイスを射殺した後となっています。

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

▊ 江漣 vs ゼクス、ズィーベ
「あなたの筋書きに、ここでわたしを射殺するという展開はありえません。そんな他愛のない結末を、あなたが望むはずがない」―江漣の作戦はサイスの興に訴えかけるものだった。サイスは江漣の提案を受け入れ、ゼクス、ズィーベは手にしていたサブマシンガンを捨て、ナイフを抜き放つ。こうして始まった新旧の人形同士の戦闘。2対1という不利な状況に変わりはなく、江漣は屋上の隅に追い込まれる。しかし、ここで江漣のとった行動で戦況は一変。ズィーベとゼクスの動きは江漣に見切られ、相次いで倒されていった。

▊ 玲二 vs フィーア、アハト II
一方その頃、玲二は建設重機を使った敵の攻撃に四苦八苦していた。彼は、この難局を打開するため、礼拝堂を目指すが・・・。

〔江漣の戦い〕
江漣とサイスの会話、ゼクス&ズィーベとの戦いは、ほぼゲーム準拠。アニメオリジナルのファントム・エフェクトが織り込まれていましたが、江漣がゼクス&ズィーベの間合いを悟り、二人を順番に殺すという流れはゲームどおりです。ただ、江漣側のダメージは大きく異なります。ゲームの江漣はゼクス、ズィーベに手間取り、セーラー服をナイフで切り刻まれ、血みどろになるのですが、アニメではスルーされてしまいました。もしこれが、作画や尺の都合だったとしたら非常に残念ですね。苦闘の末に敵を打ち破るという、カタルシスに欠けますから。

〔玲二の戦い〕
こちらの戦いはアニメオリジナルです。建設重機まで持ち出すような展開は、いかにもアニメ的といえそう(いい意味で)。

Bパート


Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

▊ 玲二 vs フィーア、アハト III
建設重機による攻撃を避けるため、玲二は礼拝堂の中に飛び込む。そして、玲二を追ってきたフィーアを、シャンデリアの下敷きにして殺害。更に、突然鳴り響いたキャルの懐中時計オルゴールに気を取られたアハトを射殺。「最後まで頼って、済まない・・・キャル」―玲二はそうつぶやき、礼拝堂の入口の扉を開けると、江漣のもとへ歩を進めるのであった。

このシーンも全てアニメオリジナル。静かに眠っているキャルの姿が出て来た時には、もしや彼女が生き返るのかと思いましたよ。ただ、こういった描写はいかがなものかと。キャルの亡骸とかオルゴールを使うのは、キャル好きとしてはいただけません。

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

▊ 江漣 vs サイス
警護の人形達を全て失ったサイスは、懐に隠し持っていた銃を捨てて降参。江漣に自分を撃つことは出来ないと高を括り、その場を立ち去ろうとする。しかし・・・

「アインなんて呼ばないで!わたしはエレン。そう望まれ、そう生きる」

涙を浮かべながら、そう言い放った江漣。玲二に仇する障害を排除し、これまで自分を支配してきた呪縛を取り払うべく、コルト・パイソンのトリガーを引くのであった。

〔江漣とサイス〕
このシーンは、会話の中身を含め、ほぼゲーム準拠です。ゲームでもサイスが銃(ルガーP08)を投げ捨て降参し、何事もなかったように立ち去ろうとしますが、江漣が涙を流しながら射殺するという流れになっています。特に「アインなんて呼ばないで!」のカットは、ゲームのCG(PS2版オフィシャルガイドの表紙にも採用)を踏襲していますね。(下図参照)

Phantom ~Phantom of lnferno~ オフィシャルガイド-Memories of Assassin
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なお、サイスの辞世の句―「ミューズ神の悪戯」―はアニメオリジナルです。

〔玲二と江漣〕
アニメでは玲二が屋上に上がり、江漣とサイスが対峙する場面を見つめていますが、これはゲームとは大きく異なります。ゲームでは、「玲二vsフィーア、アハト」、「江漣vsサイス」が同時進行しているので、玲二が屋上に上がってくることはできません。江漣と玲二が抱きしめ合うのは、玲二がフィーア、アハトを爆殺し、更に江漣がサイスを射殺した後で、場所は中庭の花壇です。

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

▊ 饗宴の後に
インフェルノ本部では、サイス死亡とファントム逃亡の知らせがマグワイヤの耳に届いていた。そして、彼の口からは「存在さえしない亡霊、たとえ泡沫の夢だとしても、我々には成すべきことがある」と、ファントム追討命令が下された。

篠倉学園の旧校舎・礼拝堂の一帯には、警察により規制線が張られていた。興味津々で事件現場を見つめる早苗や茂木たち。一方その頃、校内の雑木林には一人たたずむ美緒の姿があった。彼女は浅く積もった雪の上に、血痕と二人の足跡を発見する。

〔マグワイヤの登場〕
マグ様の登場シーンはアニメオリジナル。最後のシーンで描かれる、まさかの展開の伏線でしょう。

〔事件翌日の篠倉学園〕
玲二たちが死闘を繰り広げた翌日の篠倉学園の描写。これもアニメオリジナルといえます。ゲームでは予定されていた期末試験が延期されたというナレーションがあるだけで、早苗たち生徒は登場しません。それにしても、茂木の存在意義っていったい・・・(笑)

〔美緒の心情〕
ゲームでは美緒の心情は特に語られていません。「4月になっても沈黙を守ったままだった」というナレーションがあるだけで、美緒自身の口から何かが語られるというようなことはありません。ある意味投げっぱなしなのですが、アニメでは「いってらっしゃい・・・玲二さん」という短い台詞ながら、彼女の気持ちの整理がうまく描かれていたと思います。

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

▊ モンゴル~江漣の過去~
篠倉学園での死闘から6ヶ月後。江漣の過去を探す旅に出た二人は、まずサイスの経歴調査から始めた。そして、香港の孤児院で得られた情報をもとに、江漣の故郷と思われるモンゴルを訪れる。しかし、江漣の出自に関する手掛かりは、そこで途絶えてしまった・・・。悲観的な状況に陥った玲二と江漣であったが、ウランバートルの老人の助言に従い、草原へと向かう。

一面見渡す限りの緑の大草原で、白い雲が流れる、天上の蒼い空を見上げる江漣。けっきょく彼女の記憶も出自も解らなかったが、彼女の心は満たされていた。「わたしには、あなたにもらった名前がある。あなたと過ごした記憶がある」―江漣はそうつぶやき静かに微笑む。一方、沈み行く夕陽を見つめる玲二。「本当の笑顔を取り戻す・・・いつかきっと」―江漣と交わした約束の成就を誓うが、その直後、この場所にふさわしくない微かな銃声が静かに鳴り響く・・・。

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)

夕日差す草原には銃弾に倒れた玲二。仰向けになり空を見上げる江漣。そして、薬莢が一つ転がっていた。

玲二がインフェルノの追っ手らしき人物に射殺される描写を除き、日本を脱出してからの構成はほぼゲーム準拠といえます。

〔江漣の境遇〕
アニメでは、江漣が5年前に居た場所が孤児院らしき施設になっていますが、ゲームではょぅι゛ょ専門の娼館で、彼女はモンゴルから攫われてきたという設定。その場所で、当時の江漣は「キョウ」と呼ばれていました。また、玲二と江漣が香港を訪れた理由は、江漣がサイスの教育を受けていないのに広東語を喋れるという事実があったからです。

蛇足ですが、幼女専門の娼館が登場するゲームというと、エロゲ原作で後にPS2/DCに移植されたBITTERSWEET FOOLS(通称・BSF)があります。なぜここでBSFの話を持ち出したのかというと、PS2版「ファントム」では“幼女専門の娼館”という単語がそのまま移植されているのに対して、PS2/DC版のBSFでは“特殊な孤児院”とボカした表現に変更されているからです。PS2版「ファントム」の発売は2003年、PS2/DC版「BSF」の発売は2002年で、時期的にはBSFの方が先です。もしこれが逆であるなら、SCEの規制が強化されたという味方もできますが、先に発売されたBSFの方は自主規制したってことでしょうかね。あるいは、「ファントム」の方は審査で見落として、パスしてしまったとか(笑)。

〔サイスの経歴〕
アニメでは部分的に省略されていましたが、ゲームにおけるサイスの経歴(玲二の調査結果)は次のとおりです。ご多分に漏れず、地名・固有名詞絡みは全て削除されたようです。
  • 本名はヘルムート・フォン・ギュゼッペ。1944年ベルリン生まれ。
  • モスクワ大学で心理学、脳生理学の博士号を修得。
  • 東ドイツのシュタージ入隊。洗脳・尋問のエキスパートとして活躍。
  • その後、KGBに転籍し特別顧問に就任。
  • ソヴィエト崩壊後は暗黒街に身を投じ、フリーランスの暗殺者斡旋人として暗躍。サイス=マスターの異名を持つようになる。

〔草原行きを指南した人物〕
アニメでは食堂らしき場所に居たおじさんでしたが、ゲームではウランバートルのホテルに勤務している通訳です。

「ファントム」と「A KITE」の比較


「A KITE」 DVD全2巻
「A KITE」 DVD全2巻

前述したとおり、玲二がモンゴルの草原で撃たれるアニメオリジナル描写は、「A KITE」(1998年制作、梅津泰臣・監督)のラストで音分利おぶり(主人公・砂羽さわが唯一心を許している少年)が射殺されるくだりにそっくり。しかも、そこに至る過程や、相棒が撃たれた後のヒロインの描写もよく似ています。もともと原作ゲームには無いものなので、図らずも似てしまったというところでしょうか。

 「A KITE」   「ファントム」 
砂羽が主人ともいえる赤井を射殺

音分利が砂羽の家に向かう途中、油断して射殺される

音分利の死を知らない砂羽が、床で寝そべって笑顔に
江漣がサイス=マスターを射殺

玲二がモンゴルの草原で油断して射殺される(※)

江漣が玲二の死に気付かず、草原で寝そべって笑顔に(※)
   ※ゲームには無い、アニメオリジナル描写

百聞は一見にしかず。YouTubeに「A KITE」のAMV(海外製MAD)があったので貼っておきます。

   (参考)「A KITE」AMV(海外製MAD)

1分40秒あたり:砂羽が赤井を射殺
2分30秒あたり:音分利が銃撃されて死亡
2分50秒あたり:音分利の死を知らず、寝そべって笑顔を浮かべる砂羽

ちなみに「A KITE」はこんなお話。(以下、DVD第1巻のジャケットから引用)
女子校生と殺人請負人、二つの顔を持つ美少女、砂羽。
表と裏の世界を巧みに使い分ける大人達の淫靡な呪縛から逃れられず、泥沼の世界に生きる彼女。
そんな彼女が唯一心を許せる存在、謎の少年、音分利。
同じサガを感じながら、プラトニックにひかれ合う二人。
血塗られた暴力と狂気の中で、炸裂するアクション・エロス!!
「A KITE」は10年以上前の作品ですが、ガンアクション&クライムアクションの金字塔ともいえるアニメなので、そっち方面に興味のある方は是非ご覧ください。ちなみにR18バージョンと一般向けバージョンがありますので、18歳未満の人は一般向けを見てね(笑)。


銃器チェック

第26話に登場した銃器を適当に鑑定しておきます。何かお気付きの点がありましたらコメントください。m(_ _)m

▊ 玲二のアサルトライフル

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
玲二のアサルトライフル

玲二のアサルトライフルは前回ドライが持ち込んだもので、ステアーAUG

▊ 江漣のサブマシンガン

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
江漣のサブマシンガン

前回の梧桐組との戦いの際に拾ったIMI ウージー

▊ 玲二の拳銃

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
玲二のオート

作画が微妙ですが、玲二のオートはここしばらく持ち歩いているSIG SAUER P226のレールマウント付きモデルであるP226R

▊ 江漣の拳銃

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
江漣のリボルバー

アインのリボルバーはコルト・パイソンの4インチモデル。けっきょく、セーラー服のどこに隠していたのかは最後まで分からずじまいでした(笑)。

▊ ツァーレンシュヴェスタンのアサルトライフル

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
ツァーレンシュヴェスタンのアサルトライフル

数字ねーちゃんズのうちフェンフとノインが使用していたアサルトライフルは、イズマッシュ社製のAK-74

▊ ツァーレンシュヴェスタンのアサルトライフル

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
ツァーレンシュヴェスタンのアサルトライフル

フィーア、アハトのアサルトライフルはH&K G36のバリエーションの一つで、銃身を短くしたG36K(クルツ)と思われます。

▊ ツァーレンシュヴェスタンのサブマシンガン

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
ツァーレンシュヴェスタンのSMG

旧校舎の屋上でサイスを護衛していたゼクスとズィーベが構えていたサブマシンガン。新OP映像にも登場しているH&K MP5K(クルツ)でしょう。

▊ サイスの拳銃

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
サイスのオート

サイスのオートはルガーP08。このクラシカルな銃はサイスのコレクションの一つで、原作ゲームでは第2章・終盤(港での攻防)で実際に使われています。アニメでは最終回になってやっと登場しましたが、見せ場無しでした。

▊ エンドカードの拳銃

Phantom~Requiem for the Phantom~ 第26話 「江漣」 (最終回)
エンドカードの拳銃(2種類)

①エジェクターロッドシュラウドがバレル先端まで延びているので、コルト・パイソンのカスタムモデル?
コルト・ガバメントのバリエーションまたはクローンに独自の意匠を施したものでしょう。

TVアニメ版「ファントム」の総括

美少女三部作を手掛けた真下監督により、再アニメ化されたニトロプラスの名作AVG「Phantom ~Phantom of lnferno~」。自分は真下監督と「Phantom」、両方のファンですが、TVA版「ファントム」は可もなく不可もなしってところでしょうか。

作画は大きく崩れることなく安定。ストーリーは原作ゲームに準拠した構成で、アインルートをベースにしつつも、各ルートをそつなくミックス。ファントム・エフェクトという真下監督らしいオリジナル描写もありましたが、「MADLAX」に比べればオサレアクションは抑え気味。戦闘シーンも意外と地味で、これはよく言えばリアリティ重視と言えます。

ただ、せっかく再アニメ化したのですから、もう少しアニメらしい表現の「ファントム」を見たかったのも本心。全26話を振り返り、いかにもアニメアニメしていたのは、全編オリジナルでプロモーション的な意味合いの強かった第1話 「覚醒」ぐらいだったのが惜しまれます。ストーリーがアインルートをベースにしているため、原作ゲーム中で最もスピード感のある戦闘シーン(礼拝堂でのアインvsドライ)が見れなかったのも、非常に残念。DVD版では、ドライルートの第25話、第26話を入れて欲しいですね。

ところで、コミックアライブ9月号に掲載されていたドライのオサレ衣装は一体何だったの?!

【関連記事】 アニメとマンガの感想記事は、直近の3話分だけリンクを張ってあります
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■ [アニメ感想] Phantom~Requiem for the Phantom~ 第25話 「決着」
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【関連サイト】
ニトロプラス10周年記念 ファントムプロジェクト「ファントム」 (TVアニメ公式)
■ Phantom~Requiem for the Phantom~ (TV東京・あにてれ)
■ 月刊コミックアライブ オフィシャルサイト (メディアファクトリー公式)
ファントムシリーズ (ニトロプラス公式)
Phantom -PHANTOM OF INFERNO- (DVD VIDEO GAME公式/デジターボ)
ファントム-PHANTOM OF INFERNO- (PS2版公式/プリンセスソフト)
Phantom -PHANTOM OF INFERNO- (Wikipedia)
ファントム -PHANTOM OF INFERNO- シリーズ 銃火器データベース (MEDIAGUN DATABASE)



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COMMENT

初めまして
いつも楽しく拝見させてもらっております
最終回のラストシーンに関してはかなり意見が分かれているようですが個人的には妙に納得のいくラストでした。
原作との微妙な玲二とエレンの性格の違いが導き出したラストシーンのように思えます
二人の生死に関しては視聴者の見方によって変わってくるのではないでしょうか
こういう結末の作り方はいかにも真下監督らしいやり方だと思います
キャルのオサレな劇中に使われなかった服に関してもそうですがエレンの劇中で使われることのなかった制服の上着もあるようです
もしかしたら違う話も用意していたのかもしれませんね。

| ノイン | 2009/09/26 | URL

◆ノインさんへ
> 初めまして
> いつも楽しく拝見させてもらっております

いつもご覧いただき、ありがとうございます。m(_ _)m

> 最終回のラストシーンに関してはかなり意見が分かれているようですが個人的には妙に納得のいくラストでした。
> 原作との微妙な玲二とエレンの性格の違いが導き出したラストシーンのように思えます

最後の最後で玲二が撃たれるのは意外でしたが、アニメの玲二には生きる事への執着が
ゲームほど感じられなかったので、これはこれで有りかなと思いました。

> 二人の生死に関しては視聴者の見方によって変わってくるのではないでしょうか

玲二死亡と仮定すると、彼は江漣との約束(本当の笑顔を見る)を果たせなかった
ってことになりますよね・・・(つд`)

> こういう結末の作り方はいかにも真下監督らしいやり方だと思います

おっしゃるとおり、こういった終わり方は「Noir」の最終回に通じるものがあります。

> キャルのオサレな劇中に使われなかった服に関してもそうですがエレンの劇中で使われることのなかった制服の上着もあるようです
> もしかしたら違う話も用意していたのかもしれませんね。

せっかく用意したオサレ衣装なので、ここはやはりドライルートのOVAを期待したいところです。

| 三四郎. | 2009/09/26 | URL

初めてコメントさせて頂きます。自分はアニメからこの作品に入ったクチなので、こちらのブログは色々と参考にもなり、楽しませて頂きました。

ラストに関して言えば、この作品での玲二は、18話の時点で既に生きる意欲すら失いながら、ただ玲二の存在を頼りに生きる一人の少女の為だけに生き永らえてきた男。
という風に自分は見ていたので、エレンが自分の確かなルーツを見つけ、独り立ち出来る土台が出来たその時に静かにその生涯を終えるラストは、不器用ながら一途に生きた男の終焉としては相応しいか。
などと思ったりしています。


ドライのあの衣装。ふと思ったのは、もしや抱き枕とかキャラグッズ用のry

| とくめい | 2009/09/26 | URL

記事作成お疲れ様でした(`・ω・´)ゝ

>まさかオチが梅津泰臣監督の「A KITE」になろうとは!!

マグワイアのシーンで、最後は追っ手との戦闘シーンで、人殺しは逃れられない運命的な〆かと思いましたが、まさかの「A KITE」〆とは!!
意外性という意味では、まさに意表を突かれましたが、妥当だったかどうかは、意見が分かれるところですね。
私はまだ判断出来かねています…。

>TVA版「ファントム」は可もなく不可もなしってところでしょうか。

演出面で、凄い好みのと、正直微妙かな、というのが複雑に混在していましたw
作画面では、人物は終始安定していましたね。ただ、銃器作画は正直どうよ?というのも多かった気がします。
これについては、限られた時間と労力で致し方なし、ということで、スタッフの皆さんも心残りかと推察します。

そういえば、サイスはロシア人ではなく、元KGBだけど東ドイツ人だったんですね。

あとはキャルですかね…。・゚・(ノД`)・゚・。

>銃器チェック

エンドカードの二丁並んでいる絵で気付いたのですが、コルト社で現在製造している唯二つのモデルなんですよね、パイソンとGM。
だからという訳ではないんですが、わざわざエングレーブドモデルにするのなら、クローンではなくコルト純正モデルではないかという気がします。
また、パーツの形状(サムセフティやグリップセフティなど)が、コマーシャルモデルの、コルト・ガバメントモデル、ではなく、軍用のUS.M1911A1っぽいです。実際にある何かの記念モデルをベースに写した可能性がありますね。

| 長男 | 2009/09/26 | URL

◆とくめいさんへ
> 初めてコメントさせて頂きます。自分はアニメからこの作品に入ったクチなので、こちらのブログは色々と参考にもなり、楽しませて頂きました。

コメントありがとうございます。m(_ _)m
お役に立てて何よりです^_^;

> ラストに関して言えば、この作品での玲二は、18話の時点で既に生きる意欲すら失いながら、ただ玲二の存在を頼りに生きる一人の少女の為だけに生き永らえてきた男。
> という風に自分は見ていたので、エレンが自分の確かなルーツを見つけ、独り立ち出来る土台が出来たその時に静かにその生涯を終えるラストは、不器用ながら一途に生きた男の終焉としては相応しいか。
> などと思ったりしています。

玲二が撃たれる場面は、意外で唐突な印象を受けましたが、第18話のラストで玲二が
「まだ、やり残したことが・・・」と言ってるので、それにふさわしい終わり方でしょうね。
この終幕劇には賛否があるようですが、個人的には敢えてゲームと変える必要があったのか?
という気持ちと、アニメの構成的には納得できるかな、という二つのアンビバレンツな気持ちが
交錯しています。^_^;

> ドライのあの衣装。ふと思ったのは、もしや抱き枕とかキャラグッズ用のry

m9(・∀・)ソレダ!

◆長男さんへ
> 記事作成お疲れ様でした(`・ω・´)ゝ

(`・ω・´) シャキーン

> マグワイアのシーンで、最後は追っ手との戦闘シーンで、人殺しは逃れられない運命的な〆かと思いましたが、まさかの「A KITE」〆とは!!
> 意外性という意味では、まさに意表を突かれましたが、妥当だったかどうかは、意見が分かれるところですね。
> 私はまだ判断出来かねています…。

今回のオチ追加で、「A KITE」と「ファントム」の人物関係の構図が似通っていることに
気付くことができました。そういった意味ではまさに青天の霹靂w

> 演出面で、凄い好みのと、正直微妙かな、というのが複雑に混在していましたw
> 作画面では、人物は終始安定していましたね。ただ、銃器作画は正直どうよ?というのも多かった気がします。
> これについては、限られた時間と労力で致し方なし、ということで、スタッフの皆さんも心残りかと推察します。

真下監督のオサレ演出のピークはMADLAXってことですかね。
黒田さんが真下監督を押さえた可能性もありますがw
銃器作画はもう少し頑張って欲しかったですね。もともとそれを「売り」にしているゲームですし。

> そういえば、サイスはロシア人ではなく、元KGBだけど東ドイツ人だったんですね。

固有名詞とか国名を出した方が、説得力がありそうですが・・・。

> あとはキャルですかね…。・゚・(ノД`)・゚・。

DVD最終巻にドライルートのOVAが付くことを祈るばかり・・・。

> エンドカードの二丁並んでいる絵で気付いたのですが、コルト社で現在製造している唯二つのモデルなんですよね、パイソンとGM。
> だからという訳ではないんですが、わざわざエングレーブドモデルにするのなら、クローンではなくコルト純正モデルではないかという気がします。

おっしゃるとおりだと思います。第1章のアイキャッチも、この二つでしたし。

> また、パーツの形状(サムセフティやグリップセフティなど)が、コマーシャルモデルの、コルト・ガバメントモデル、ではなく、軍用のUS.M1911A1っぽいです。実際にある何かの記念モデルをベースに写した可能性がありますね。

なるほど!
彫刻で分かりにくくなってますが、サムセフティのレバーの突起が小さい。
民間用だと突起の面積が大きくなってるので、これは軍用っぽいですね。

| 三四郎. | 2009/09/27 | URL

初めまして。
最終回を観て終わり方に納得がいかない、消化不良な気持ちを抱えてもやもやしているのだけども、なぜ納得できないのか自分で説明できないため、他の方の感想を参考にしようとサイト巡りをして、こちらに辿り着きました。

私は、アニメから入って、角川書店から出てるライトノベルを読了している程度の知識しか持ち合わせてません。(原作がエロゲというのは知ってます
。(〃w〃))

三四郎さんの記事には原作ゲームや、他作品との類似点の指摘など、為になることが多く、最後まで引き込まれるように読ませていただきました。
書かれた方の文書力、構成力、そして知識力に脱帽です。

| あしび | 2009/10/02 | URL

◆あしびさんへ
> 初めまして。

いらっしゃいませ~

> 最終回を観て終わり方に納得がいかない、消化不良な気持ちを抱えてもやもやしているのだけども、なぜ納得できないのか自分で説明できないため、他の方の感想を参考にしようとサイト巡りをして、こちらに辿り着きました。

最終回は、いかにも真下監督らしい終わり方だったので、個人的には「ああやっぱりな」って
感じでしたが、客観的に見るとモヤモヤ感は否めませんよね。

> 私は、アニメから入って、角川書店から出てるライトノベルを読了している程度の知識しか持ち合わせてません。(原作がエロゲというのは知ってます
> 。(〃w〃))

小説版(2巻目)の終盤の展開は、原作ゲームとは全然違っているので、
もし興味がありましたら是非ゲーム版をプレイしてみてください。
ゲームはキャラのモノローグやナレーションが多く、アニメでは描かれていない
玲二やエレン、キャルの心情がすごくよく解ります。

> 三四郎さんの記事には原作ゲームや、他作品との類似点の指摘など、為になることが多く、最後まで引き込まれるように読ませていただきました。
> 書かれた方の文書力、構成力、そして知識力に脱帽です。

ありがとうございます。m(_ _)m
ゲームを再プレイしながら記事を書いた甲斐がありました。^_^;

| 三四郎. | 2009/10/02 | URL

まだ管理人さんのPhantom熱が冷めていないかと心配しながら書き込みますが、個人的には最終回は『BADENDが多い虚淵が喜びそうなED』というよりかは、Phantomの一つの結末として見た方が自然だと思いますね。
まぁ、確かに「原作エレンEDを何故改変した!」という気持ちはわかりますが。どうせなら終盤くらいアニメオリジナルルートにでもした方が良かったんじゃないかな?!とか色々考えてしまいます。
そうすれば、怒る人もそんなにいなかったかも?

| しょしんしゃ | 2011/05/03 | URL

◆しょしんしゃさんへ

> まだ管理人さんのPhantom熱が冷めていないかと心配しながら書き込みますが、個人的には最終回は『BADENDが多い虚淵が喜びそうなED』というよりかは、Phantomの一つの結末として見た方が自然だと思いますね。
> まぁ、確かに「原作エレンEDを何故改変した!」という気持ちはわかりますが。どうせなら終盤くらいアニメオリジナルルートにでもした方が良かったんじゃないかな?!とか色々考えてしまいます。
> そうすれば、怒る人もそんなにいなかったかも?

自分は原作好きですが、原作のラスト(草原ED)の後も、あの二人が幸せになれたとは思っていません。
江漣と玲二には幾多の困難が待ち受け、命を失っていた可能性が高かったことでしょう。
ただ、それを実際に、具体的に描く必要は無いと思うんですよ。

ニトロ本の監督インタビューを読むと「玲二がそれまでした行いの報いだ」云々とおっしゃってます。
まあ確かにそうなんですけど、暗殺者が狙っているような暗喩を入れるだけで
十分だったんじゃないでしょうか。それこそ「ノワール」の最終回みたいに。

| 三四郎. | 2011/05/04 | URL

三四郎さんへ

>自分は原作好きですが、原作のラスト(草原ED)の後も、あの二人が幸せになれたとは思っていません。

あのEDは「二人につかの間の休息を…」という感じで、勿論次の日には生きてないかもしれないですからね。

| しょしんしゃ | 2011/05/04 | URL













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