『森田さんは無口S』広告のタイトルロゴで使われているフォントを調べてみた

2017年09月18日公開

2020年03月14日更新

森田さんは無口 0 Comments

9月30日に発売される『森田さんは無口S』の広告タイトルロゴが、既存のフォントを使ってるっぽいので調べてみた。

『森田さんは無口S』のタイトルロゴ

【更新履歴】
2017年9月30日：正式なタイトルロゴではなく広告用だったので、記事タイトルに「広告」を追記した。

『森田さんは無口S』とは

『森田さんは無口』（佐野妙先生・原作）は、無口な女子高生・森田真由の日常を描いた作品で、竹書房発行の３つの漫画雑誌で連載されている。具体的には次の3誌だ。

このうち1と2が4コマ形式で、3はストーリー形式のコマ割り。『森田さんは無口S』は『まんがライフSTORIA』で連載されているショートストーリーをまとめたもので、『S』は『STORIA』の頭文字と思われる。『STORIA』はイタリア語で『物語』という意味。

『森田さんは無口S』タイトルロゴのフォント

漢字
『森』『田』『無』『口』は『ヒラギノ角ゴシック体 W8』（SCREENグラフィックソリューションズ）。字游工房がデザインした書体で、オーソドックスなんだけどモダンで今風なゴシック体。

ひらがな
『さ』『ん』『は』の3文字は『游築初号ゴシックかなE』（字游工房）という『かな』書体。昭和の金属活字時代のゴシック体をベースに制作されたそうだ。

欧文
アルファベット大文字の『S』は『Arrus BT Italic』（Bitstream）という海外製のセリフ体。Arrus BT Romanをイタリックにしたもの。このフォントはベクター画像編集ソフトのCorelDRAWに同梱されてるよ。

ちなみに『ヒラギノ角ゴオールド』（SCREENグラフィックソリューションズ）という『ヒラギノ角ゴシック体』の漢字と『游築初号ゴシックかな』を組み合わせた書体も存在する。なので漢字・ひらがなは全て『ヒラギノ角ゴオールド W8』としてもいいのだが、この記事ではオリジナルの書体をリスペクトしておいた。

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